BULOVA(ブローバ)-腕時計 評判
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ブランドの始まりは、1875年にジョセフ・プローバがマンハッタン南端部のメイデンレーンに開業した宝飾店。
1912年には、アメリカ全土での腕時計需要の高まりを察知し、いち早くスイスのビエンヌに腕時計を生産するための工場を設立する。
この頃には、すでにオートメーション化による大量生産と標準化を実現していたという。
1919年には男性用宝飾腕時計の展開をスタート。
その翌年にはマンハッタンのミッドタウンにある高層ビルの上にブローバ天文台を建設し、自社製品が可能な限り正確に時刻設定を行えるようにした。
1931年にはすでに世界初の電気時計を生産。
その技術は、音叉の振動を電気信号に変換して驚異的な精度を実現する1960年発表の「アキュトロン」へと結実する。
こうした先進的な時計製造は宇宙開発を進めていたNASAの目にも留まり、何十年にもわたってブローバがNASAに技術協力を行っていくこととなっていく。
革新の時計「アキュトロン」誕生50周年となる2010年にオリジナルモデルを復刻すると、2012年にはユーザーが自分で歩度調整できる「ブローバアキュトロンキャリブレーター」の発表で、その独創性の健在ぶりを世界中にアピールした。
1875年、現在のチェコスロバキアからの移民であったジョセフ・プローバがニューョークに小さな宝石店を開いた。
そこに勤めた14歳のジョン・バラードが時計の販売に力を発揮し、ブローバのブランドで時計を作り、販売するようになった。
これが後にアメリカを代表する時計メーカーとなったプローバの始まりだ。
ブローバは当時としてはかなり先端をいく宣伝方法をとった。
例えば広告に時計の値段を明記したり、1926年にラジオのスポットコマーシャルをしたのもブローバが最初だった。しかもそれは自社の宣伝を兼ねたラジオの時報で、アメリカ中にブローバ・タィムを響きわたらせたのだった。
プローバアキュトロン キャリブレーター Ref.63B161
17万5350円
ユーザーが自分で時間の進み遅れを調整できるEPAS機能を搭載。付属キーで左側のリューズを回すと9時位置のインジケーター(1目盛りあたり1日約±5秒)を確認しつつ調整可能。
ブローバアキュトロン カークウッドスケルトン Ref.63A000
17万5350円
「透明性」をテーマに作られたフルスケルトンウォッチ。ムープメントの精緻を極めた動きが存分に堪能できる。文字盤12時と秒針後端には"音叉"シンボルが見てとれる。
スクエア・モデル
8万8000円
この時計はステンレス・スチール・ケースに17石の手巻きムーブメントを収めた、1950年代のごく普通の角型時計だが、ちょっとした仕掛けが隠されている。これはケースの6時の位置にある小さなプッシュボタンを押すと防風ガラスが開き、ちょうどロケットのように中に写真を入れられるようになっている。大衆向けのブローバらしい工夫を凝らした時計だ。
アキュトロン・スペースビュー
時価
アメリカを代表する時計メーカー、ブローバが1960年10月25日に華々しくデビューさせた世界初の電子音叉時計であり、ブローバが開発した最後の時計であった。水銀電池が振動回路に動力を与え、1秒間に360回、音叉を振動させることによって時計を動かすという、スイスの物理学者マックス・ヘーツェルが考案した革命的発朗を腕時計として製品化したものだ。テンプもゼンマイもなくなったムーブメントの機構は単純で、精度は99.99%を誇っていた。このモデルは「スペースビュー」と名付けられているが、これは60年代のアメリカの国家目標であった宇宙開発を意識してのことだった。アキュトロンは1969年にアポロ11号が月面に残した科学機器に使われ、また1973年のスカイラブでもアラームクロックが搭載されている。また、アキュトロンはスイスでライセンス生産された唯―のアメリカで開発されたムーブメントでもある。しかし、やがてクオーツが登場し、1976年には製造が中止されてしまった。
キヤリブレーター
18万8000円
裏蓋を開けて時間の遅れと進みを調整するのは、これまで時計技術者だけの専売特許だった。それを一般のユーザーに開放した画期的な2012年作。付属の専用キーで左サイドのEFAS(イーファス)クラウンを回すと、9時インジケーターの1目盛り当たり約±5秒(日差)で歩度調整できる。
姿勢差による重力の影響を平均化させることで、精度を高めようとするのがトゥールビヨン。つまり、この複雑機構を搭載していない通常の時計は、多大な重力の影響を受けていることになる。しかも、生活パターンは人それぞれで、外回り営業の人もいれば、机でパソコンを打ち続けている人、仕事中は時計を外している人など、姿勢の影響の受け方も千差万別。メーカー出荷時に同じ条件で精度を調整しても、ユーザーの使い方次第で遅れたり進んだりするわけだ。その歩度調整を、自分で行える時計が誕生した。左側のリューズを専用キー（鍵）で回すだけで、自分のライフスタイルに合った精度調整が可能だ。いわば、自分だけの理想の腕時計を育てている感覚。これは楽しい。生産数の少ない超高額モデルだが、ユーザー自身で歩度調整できる時計は数年前にもあり、まったく新しいアイデアではない。また、素人が勝手に調整するのは機構的に負担が大きいはず。故障が多発しないか心配だ。
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