PANERAI(パネライ)-腕時計 評判
【PANERAI】 みんなの評判！ 【ﾚﾋﾞｭｰ696件】
【PANERAI】 バイヤーの辛口コメント！ 【ﾚﾋﾞｭｰ80件】
【PANERAI】 ここが良い点・悪い点！ 【ﾚﾋﾞｭｰ121件】
PANERAI(パネライ)の歴史は、1860年にイタリアのフィレンツｪで創業した「パネライ時計店」に始まる。
当初より時計の販売や修理のほかに照準機などの光学機器類も取り扱い、第1次世界大戦の頃には計時装置や水深計といった機器をイタリア海軍に納入。それらは、製品そのものの性能もさることながら、1910年代初頭に開発していた蛍光物質「ラジオミール」を用いて高い視認性を確保することからも、優れた性能が認められていた。
画期的な蛍光物質「ラジオミール」をもとにパネライは1936年に世界初のダイバーズウオッチのプロトタイプを製作。その2年後には完成版を作り上げた。モデル名に「ラジオミール」と冠したそれは、イタリア海軍によって実力を発揮。深海の暗闇でも時間を把握できたことで、特殊潜水部隊の兵士が低速魚雷「SLC」に搭乗して敵艦を撃沈するための任務遂行に欠かせない装備品となった。
イタリア海軍に重用されたパネライの時計は、その優れた性能のために軍事機密扱いとして長らく表舞台に出てくることはなかった。
この伝説の時計が現在のように市販品となるのは、1993年。欧州の時計ファンの声に応えて誕生した「ルミノール」と「ルミノールマリーナ」以降のことである。
1997年にヴァンドーム(現リシュモン)・グループに入ってからは積極展開をスタート。原点である「ラジオミール」と「ルミノール」をベースにコレクションを増やしていく。2002年からはヌシャテルの新工場を拠点にムーブメントの自社開発にも着手。Cal.P.2000系のハイエンドから自動巻きのCal.P.9000系、手巻きのCal.P.3000系などを生み出した。
自社製ムーブだけでなく、パネライは新素材でも「コンポジット」や「ブロンゾ」などの開発によって先進性を見せている。
世界初のダイバーズウオッチ「ラジオミール」より受け継がれるパネライの時計。その魅力はいまだ深さを増す一方である。
「デザインは、過去のヒストリカルなモデルに近づけてシンプルに。しかし、内部は進化させる」。
これが近年のジュネーブ・サロンで提示されたパネライの基本姿勢。
それに則って開発されたのが、新しい「ラジオミールトゥールビヨン」である。
トゥールビヨンがダイアル面から見えないのは従来同様。
しかし、以前はここに「ＴＯＵＲＢＩＬＬＯＮ」の文字が入っていたが、このモデルではそれが取り除かれたのが最大の違い。
また、９時位置に置かれたトゥールビヨンの動きを示すブルーのドットが、白に変更され、これが特殊モデルであることを誇示する″目印″が目立たなくなっている。
その一方で、ダイアルの縁に細かなノッチを刻んだピンクゴールドの細いリングが入れられ、ダイアルは経年変化した雰囲気を持つブラウンを採用。
ヒストリカル・モデルにより一層近づいた。
しかし、デザインはヒストリカルでもムーブメントも、そしてケースも極めてモダンな素材と構造が用いられている。
ケース本体はグレード２のチタンのマット仕上げ。
そしてベゼルがグレード５のチタンでポリッシュ仕上げとなっており、輝きの微妙なコントラストの違いがわかる。
そしてトゥールビヨンは、通常のようにムーブメント内で時計の針と同一方向に１分間で１回転するのではなく、ムーブメントに対して平行した軸上で１分間に２回転する。
これは懐中時計のために開発された従来型のトゥールビヨンより、腕時計により効果的な方式だという。
自社一貫生産のマニファトゥーラ（イタリア語でマニュファクチュールのこと）体制を確立したパネライ。その成果がこのモデルにも着実に現れている。
ルミノール1950レガッタ3デイズ クロノフライバック オートマティックチタニオ47mm Ref. PAM00526
169万500円
自社製Cal.P9100/Rを搭載したレガッタ仕様のクロノグラフ。4時位置のボタンで中央の分積算針を1分単位で後退でき、任意の場所から12時位置へのカウントダウンが行える。
ルミノール1950 8デイズGMT 44mm Ref.PAM00233
132万3000円
スモールセコンドと同軸に第2日時間帯表示を備えた、自社製Cal.P.2002を搭載。3バレル搭載により8日間巻きを達成し、残量を水平パワーリザーブ・ インジケーターで表示する。
リレミノールマリーナ エイトデイズ44 mm Ref.PAM00510
71万4000円
かつて自社製品に搭載していた8日間巻きのアンジェリュス製キャリバーの伝統を受け継ぐ新型の自社製Cal.P.5000を搭載。リューズプロテクターを備えた「ルミノール マリーナ」の力強い形状に、文字盤6時側の「8DAYS」の文字が誇しい。
ルミノール1950 3デイズ47mm Ref.PAM00372
94万5000円
1940年代後半にかけて開発されたケースの意匠を採用した2針モテル。プレキシガラスの風防がクラシックな印象だ。3日間パワーリザープを有する自社製Ca.P.3000を搭載。
マニファトゥーラ コレクション ラジオミール チタン トゥールビヨン GMT
1281万円
輝きを抑えたチタンの質感とエレガントなブラウン・ダイヤルが良い。手巻き。、Cal.P.2005。パワーリザーブ6日間。トゥールビヨン、第2時間帯、24時表示、パワーリザーブ表示(裏面)。チタン。直径48mm。100m防水。ムーブメント面に対して平行な軸で回転するパネライ独自のトゥールビヨン・キャリッジ。パワーリザーブ・インジケーターは裏面に設置される。
ルミノール1950パンゲア サブマーシブル デプスゲージ47mm
183万7500円
水深120mまで計測可能な電子式水圧計を搭載するダイバーズモデル。裏蓋の内部に仕込まれたセンサーで水圧を検知する。手巻き、Cal.OPXX。パワーリザーブ42時間。C.O.S.C公認クロノメーター。チタン。直径47. 0mm、120m防水。裏蓋のスリット部がセンサーとなり、この奥に仕込まれたモジュールが水圧を検知する。
マニファトゥーラ コレクション ルミノール 1950 セラミック 8デイズ クロノ モノプルサンテ44mm
267万7500円
オールブラックのセラミック製ケースを採用。手巻き、Cal.P2004/B。パワーリザーブ8日間。クロノグラフ、第2時間帯、24時間表示、水平パワーリザーブ表示、ゼロリセット・セコンド機能。セラミック。直径44.0mm。100m防水。
フレミノール レフトハンド PVD 44mm
94万5000円
左利き用の人のために製造されたスペシャル・モデル。ケースとベセルは、特殊硬化ブラック・コーテイング仕様。手巻き、Cal. 0PⅡ。パワーリザーブ56時間。SS(ブラックコーティング)。直径44.0mm。300m防水。世界限定1000本。
ルミノール GMT
88万2000円
自社製自動巻きキャリバーを搭載。腕にフィットし、従来より軽い新型ブレスレットを装備する新作。手巻き、Cal.OP Ⅷ。パワーリザープ42時間。第2時間帯表示、日付表示。C.O.S.C公認クロノメーター。SS。直径44.0mm。300m防水。
ラジオミール チタン47mm
286万6500円
マットトなチタンケースに(ベゼルはポリンシュ仕上げ)にヴィンテージモデルを思わせるプラウン・ダイアルがベストなコンビネーションを見せる。手巻き、Cal.OP XX Ⅶ。パワーリザーブ55時間。チタン。直径47.0mm。100m防水。搭載するのは、かつてバネライがムーブメントを調達していたミネルバ社製キャリバーをベースに開発されたもの。8日間ものロング・パワーリザープを誇る自社製キャリバーは、ケースに合わせてブラックPVD加工を施すという徹底ぶり。
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