TUTIMA(チュチマ)-腕時計 評判
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【TUTIMA】 バイヤーの辛口コメント! 【レビュー42件】
【TUTIMA】 ここが良い点・悪い点! 【レビュー89件】
1941年、世界で初めて軍に正式採用された「フリーガークロノグラフ」や、1986年から現在までドイツ空軍に正式採用される「ミリタリークロノグラフ」など、軍用パイロットウオッチのパイオニアとして知られる。
Chrono-Graph、それぞれ"時"、"図式"を意味する単語である。
すなわち、ある事象の正確な時間を記録する時間記録計(時計) のことである。
クロノグラフの発明は17世紀後半から考案されていたが、本当の意味での発朋は19世紀後半、スイスの時計職人である、アドルフ・ニコルによって発朗された。
クロノグラフにはさまざまな種類があり、その文字盤は機能によって異なる。
計測距離に対してスピードを示すように精密にその数値がプリントされたタキメーターや地理学調査で使用されるテレメーター、脈拍を測るパルスメーターなどがある。
近年はパイロットクロノで長年培ったノウハウをもとに、強靭&高機能なダイバーズや∪TCモデルなども積極展開する。
数々のヨットレースで公式計測を担当するなど、あらゆる場でその名を馳せている。
90年以上の歩みのなかで同社は数々の傑作を生み出してきた。そのひとつが第2次世界大戦期に手がけたフライバック機能付きクロノグラフ、キャリバー59(
41年)である。
これは優れた性能はもとより生産性の高さも評価され、世界初の軍制式採用モデルとして当時のドイツ帝国空軍に納入された。ちなみに終戦までのわずか4年間で約3万個も製造されたと言う。
そしてもうひとつの傑作が、現オーナーのディター・デレケイト氏が手がけ、後の同社の方向性を決定付けたクNATOクロノグラフ″ (85年)である。
レマニア製キャリバー5 100を搭載した同作は、NATO軍のパイロットウオッチとして制式採用。
これを機にチュチマではクロノグラフやダイバーズウオッチなど堅牢で実用的かつ無骨なデザインのコレクションを主軸に展開する。
こうした背景もあって古くからの時計ファンは、チュチマに対して″軍用時計メーカー"というイメージを強くもっていることだろう。
実際、同社の主力である"M2"や″フリーガ"′は、かつての軍用時計やNATOクロノグラフのDNAを受け継いだコレクションだ。
そんな同社に大きな転機が訪れるのは、ベルリンの壁崩壊以降の悲願であった、創業の地グラスヒュッテヘと帰郷を果たした、2008年のことだ(第2次世界大戦の敗戦の影響で、クルツ博士は北ドイツヘの亡命を余儀なくされていた)。
地名を加えた″チュチマ・グラスヒュッ"として再スタートを切った同社は、これを機にコレクションの大幅なブラッシュアップを実施。
グラスヒュッテというのは、ドイツの地名で、19世紀後半、スイスやロシアのスターリングラードに並び、 ヨーロッパの時計の中心地だった場所。そして特にこの地で作られた時計に付けられたのが、チュチマというブランド名だった。また第2次世界大戦でドイツ空軍に採用されたクロノグラフが高い評価を受け、特別にTマークが与えられた。チュチマ・グラスヒュッテはこうした背景より生まれ、その輝かしい地名を与えられたばかりか、Tマークまでも50年ぶりに復活させてしまったのだ。
″M2"やクフリーガークは往年の軍用時計の雰囲気を残しつつも、現代的なエッセンスを加えて、デザイン性が高められた。
さらにムーヴメントの自社開発にも着手。
自社ムーヴメントを搭載し、グラスヒュッテ伝統の意匠、技法を駆使した新コレクション"パトリア"は、その完成度の高さが世界中の愛好家から評価を得た。
ステンレス製のケースに包まれたムーヴメントはバルジャックスの7750を搭載する。これはクロノグラフ用として高い評価を受けており、ロレックスなどにも使用されていたものだ。スペックは、センターセコンド30分積算計、12時間積算計のクロノグラフ機能の他、ベゼル上には、タキメーターを装備する。またスクリューロックのリュウズとブッシュピースの採用によって、100m防水を可能としたのも大きな特徴。機械式のクロノグラフとしては、突出した防水性能だ。
なお19年にはパトリアに初のステンレススチール仕様が登場。
高品質な仕上がりはそのままに、価格を抑えた戦略モデルとして大きな話題を集めた。
グラスヒュッテの古豪として伝統を継承する一方、新たな試みにも果敢に挑む、新生チュチマ・グラスヒュッテから目が離せない。
ジャーマンレッド・モデル
14万8000円
ジャーマンレッド・モデルはあまりの人気の高さゆえデイデイト表示付きとなって再び登場した。3連のベルトのバックルはダブルロックとなっており、リュウズにはガードがつけられている。このあたり、いかにも機能重視のドイツ製品らしい。ダイアル・カラーは他にブラックとホワイトが用意されているが、 いずれも購人には予約が必要だろう。
ミリタリークロノクラフ Ref.760-02
58万8000円
強靭な耐磁性に加え、7Gまでの加速に耐える屈強スペックを誇る傑作クロノ。1986年からドイツ空軍、1989年からはNATO軍に正式採用され、現在まで実戦配備さている。ミリタリー・クロノグラフは、ケースが特殊なチタンカーバイド塗装で、10気圧防水、ムーブメントはレマニア社製自動巻きのキャリバー5100を使用している。60秒針、60分針をインダイアルではなくメインのダイアルにもってくることで、機能性を高めている。また特徴である先端が飛行機の形をしている赤い針は、60分計の役割を果たす。現在、
ドイツ空軍、NATO各国、NATO米空軍のパイロットに使用されている。
コーストライン
25万800円
1986年にドイツ空軍、89年にNATO空軍に正式採用された軍用パイロットウォッチを手掛けたチュチマ・グラヒュッテ。当時のモデルを思わせるチタン製のオーバルケースと3連ブレスがポイントとなっており、また、実用的なデイデイト表示とディープグリーンのグラデーション文字盤が美しい。往年の軍用モデルに由来する赤い秒針により視認性も高められている。
パトリア アドミラル ブルー
75万800円
“バーゼルワールド2019"で発表されたパトリアコレクション初のスチールモデル。自社製ムーヴメント1号機であるCal.Tutima
617を搭載するほか、高品質なブルーエナメル文字盤や丁寧な仕上げを施したケースを与えることで、既存のコールドモデルに匹敵する高級感を醸し出している。
クロノグラフ
74万800円
1984年にチュチマ・グラスヒュッテが開発したNATOクロノグラフのDNAを継承するM2コレクションのなかでも、オリジンの要素を最も色濃く受け継ぐのが、このクロノグラフモデルだ。インダイアルに12時間および60分積算計と24時間表示を備えるほか、クロノグラフ針と同軸で60秒積算針がセンターにセットされた実用モデルである。
セブンシーズ
24万800円
M2コレクションのなかでもさらに防水性を50気圧まで強化したダイバーズ仕様。海中でも時刻を判読できるよう大振りな針とインデックスを採用するほか、幅広な回転ベゼルを備え、高い操作性を実現する。重厚なルックスだが、チタンケースを採用しているため、見た目以上に軽量だ。ハイスペックモデルならが価格もお値打ち。
コーストライン
25万800円
文字盤デザインにミリタリーウオッチらしい無骨さを残しつつも、丸みを帯びたフォルムや現代的なブルーカラーを取り入れるなどして、カジュアル感をプラスしたコーストライン。一方、30気圧防水に加え、フルチタン仕様などスペックは本格的だ。実用的なデイデイト表示を備えたエボーシュベースのCal.Tuima
330を搭載する。
グランド フリーガー
55万800円
コブラ針や両回転式のコインエリジベゼルといった往年の軍用時計'の意匠を踏襲したフリーガーコレクションのグランドフリーガー。12時間と30分の積算計、スモールセコンド、そしてデイト表示を備える。搭載するCal.Tuima
320はドイツのクロノメーター規格を取得しており精度への信頼性も高い。
グランド フリーガー エアポート
61万800円
クラシックなグランドフリーガーに対して、現代的にリデザインされたのがこの“エアポート"だ。一方で、視認性の高い大振りな時分針やインデックス、優れた操作性を実現する大振りなリューズなどチュチマらしい実用重視の作りは健在。ビジネスシーンでも使えるスタイリッシュな意匠が魅力だ。
SAXON ONE
41万800円
グラスヒュッテならではの精緻な作り込みと洗練された意匠が目を引く、新生チュチマを象徴するコレクション凝つたデイテールを随所に備え、独自性を主張するデザインが魅力的だ。
グラスヒュッテが属するザクセン州にちなむ本作で見るべき点は多いが、やはり目に付くのはデザインだろう。四方のエッジを立てたクッションケースや鋭角な先端をもつ槍のような時分針など、新生チュチマの独自性を主張する意匠が随所に見られる。グローバルブランドがひしめくグラスヒュッテヘの帰郷を機に、おそらくは"軍用時計メーカー"というイメージからの脱却を狙ったのであろう。端正な顔立ちに仕上げられた文字盤デザインも、これまでにないモダンな雰囲気を醸し出している。また新生チュチマでは製造もグラスヒュッテで行う新たな体制を採ったことにより、とりわけ外装クオリティが向上した。具体的にはケースやブレスレットの仕上げはいっそう入念になったし、文字盤の色表現も従来以上に豊かになっている。そしてこうした外装クオリティの向上を如実に感じさせるモデルの筆頭がこのザクセンなのである。他方、20気圧防水など優れた実用性を両立させている点はチュチマらしい。新生チュチマを象徴するザクセンコレクションに注目だ。
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