ROLEX(ロレックス)-腕時計 評判
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世界で最も有名な時計ブランド、ロレックス創設者のハンス・ウィルスドルフは腕時計の普及をいち早く見抜いた人物だと言える。
ハンス・ウィルスドルフは、構造、性能共に最高水準の時計作りを信条としていた。そして個人の時計師を主体とする手工業制から、大規模な機械工業制への過渡期にあった当時の時計産業界において、彼が有能なアントルプルメール(企業家)として他メーカーより抜きん出ていたゆえんはそこにあったのである。(ウィルスドルフにはまた先見の明があり、今世紀の始めに将来、懐中時計に代って腕時計の時代がやってくると予測していたのだ)
では、彼の信条を反映する当時の秀作は,伝説的な“プリンス"、自動巻のパーペチュアル、1926年に発明されて以来、向かうところ敵なしのウォッチであるが、ロレックスはこのモデルで特許を受けたのを契機に、長年スポーツ・ウォッチ路線を歩んできた。
1926年には、金属塊からくり抜いたケースにねじ込み式の裏ブタを組み合わせた世界初の防水腕時計「オイスター」の特許を取得。
このケース構造により、高精度のムーブメントを水分や埃から保護できる密閉性を実現した。
この性能を世に広めたのは、メルセデス・グライツによるドーバー海峡横断チャレンジ。
1927年、15時間15分で泳ぎきった彼女が身に着けていた時計こそ、ロレックスの「オイスター」だった。
水を防ぎ、砂や塩分を含んだ環境下でも完璧に動く腕時計の存在は、当時の人々にとって衝撃的だったに違いない。
ロレックスを語るうえで「オイスター」のケース構造と並んで重要な機構がもうひとつある。それは、1931年に完成した自動巻き機構「パーペチュアル」だ。この機構は腕時計で世界初となる全回転方式が採用された、最も進んだ自動巻き機構として時計界に多大な影響を与えることとなった。
さらに、ロレックスの革新性においては、1945年に発表された「デイトジャスト」も有名。
深夜0時になると日付が自動的に切り替わる機構により、従来までのカレンダー表示の常識を打ち破ったのである。
ロレックスの3大発明とも称される機構の完成を終えた1950年代には、プロフェッショナルユーズを打ち出した製品を展開。
ダイバーズウォッチの「サブマリーナー」や探検家のための「エクスプローラー」、パイロットのための「GMTマスター」、レーシングドライバーのための「コスモグラフ デイトナ」と、現在にも至る本格時計を発表している。
ロレックスの多くの時計は、いまも「オイスター」ケースと「パーペチュアル」を標準装備。それらは時代ごとに改良を重ねながら最高峰の実用時計であり続けている。
名門の底力。
ロレックスの新作「オイスター パーペチュアル シードゥエラー ディープシー」を手にして、そんな言葉がが浮かんだ。
防水性能は機械式腕時計の世界記録(3657 m)を軽々と打ち破る3900m。
それでいてアンダ1100万円(税込み)というプライス。
「これで人気が出ないわけがない!」との感想は、「ミルガウス」同様である。
それにしても、この何気ない佇まいは見事である。
文字盤表記を見なければ3900 mもの強力な防水性能を持つ時計とは、誰も気づかないだろう。
こういう超然とした新作開発は新興ブランドには決して、できない。ケースはステンレススティールで、裏蓋は軽く強靭なチタン合金。
ケース内側にステンレスのリングがセツトされた新しいケース構造「リングロツクシステム」を採用する。
ブレスレットも改良され「グライドロッククラスプ」という腕に装着したまま最大18脚まで伸ばすことのできるバックルを装備。
ベゼルはPVD加工されたセラミック(セラクロム)製。
そこに刻まれたインデツクスは、溝にプラチナのパウダーを吹き込んで定着させる贅沢な技法を採る。
そしてベゼル・ゼロマーカーとダイアル・インデツクスには青い光を放つ新しい発光素材が使われた。
無論、プロ・ダイバーの使用を想定しているため、ヘリウム・エスケープ・バルブを備える。
最後にネーミングについて。「ディープシー」の名称は、1960年にマリアナ海溝で行われた深海潜本実験の際、潜水艇「トリエステ号」外壁に取り付けられ、深度1万916 mの記録を樹立した実験用試作モデル「ディープシースペシャル」へのオマージュである。
軍需生産に集中していた第2次世界大戦の余波をうけて、アメリカの時計産業の凋落の兆しが色濃くなってきた1950年代、一方でスイス時計産業は最も油がのりきった時代であり、さまざまな技術革新を試みている。
海洋の時代を予測して、潜水用の時計の開発には、特に積極的だった。腕時計では常に先端をきっていたロレックスは、すでに他に先駆けて1953年に防水性100メートルの世界初の本格的潜水時計サブマリーナを発表し、さらに深海をめざす時計の開発に取り組んでいた。
そのために、トリエステ号の潜水の機を利用したのだ。耐圧性のテストを行うのに、これ以上の好機はない。
これはさすがのロレックスにとっても大きな賭けだった。1000気圧以上の水圧に耐えるように特別に設計された風防ガラスをつけたオイスターは人類未踏のマリアナ海溝の最深部を目指して徐々に潜っていった。
そして海底に到達し、再び海面に浮上するまで、時計は沈黙の世界の海底で8時間の潜水時間を狂うことなく刻み続けていたのだった。
ロレックスは深海の賭けに勝った。やがでこの賭けがさらにハードなダイバーズウオッチを生むことになる。
19531 ロレックスはオイスター・パーペチュアル・サブマリーナを発表した。
防水性能は100メートル。
この時代に100メートルの潜水というのは常識ではなかった。しかし、すでに1926年にはオイスターで50メートル防水を保証していたロレックスにとっては、本格的な潜水用時計として100メートル防水を保証することは当然のことだった。
また、潜水時間の記録が重要であることを考慮し、経過時間を見る回転ベゼルをつけた。文字盤にサブマリーナとある。サブマリーナの前身のように誤解されるが、通常のオイスターケースにパーペチュアル・ムーブメントをいれている。
ロレックスの歴史は完全防水腕時計オイスターに始まる。「水」との戦いでもある。その歴史を年代を追って見て行こう。
【1959年】
本格的な海洋探査が始まったのは1930年代からだったが、戦後になって拍車がかかった。この年、フランス海軍は減圧室を作り、ダイバーが推進200m~300mの大陸棚を探査できるようになった。そしてロレックスはねじ込み式のツインロックリュウズを潜水中の事故から守るためにサブマリーなのリューズに保護装置をつけた。サブマリーナはフランス海軍にも採用された。
【1960年】
1月23日、J・ピカール教授はバスチカーフ「トリエステ」で、太平洋のマリアナ海青の深度10,908mに潜水した。この世界記録を達成した潜水に際して、ロレックスは特別製のロレックス・オイスターをトリエステの外側に取り付けた。ロレックスは1平方cmあたり1トンの水圧にも何ら影響を受けず、正確に時間を刻み続けていた。最も深い海底を知った時計だ。
【1969年】
サブマリーナ200が誕生。水深200mまで防止性を保証したデイト表示つきの自動巻きクロノメーターが18金のサブマリーナとともに新たに登場した。この年、 4人の水中科学者がグレート・ラメシャー湾の海底で60日間の水中生活を送り、その時、サブマリーナを使用した。この実験でサブマリーナの精度は高く評価され、深海潜水用時計としての地位を確かなものとした。
【1970年】
バスチカーフ「トリエステ」の実験をはじめとし、潜水でのサブマリーナの成果を生かして、サブマリーナ・シードゥエラー2000が開発された。深度610mまでの防水性が保証され、またヘリウムガスの排出バルブがついている。潜水の深度を増すほど、ヘリウム飽和ガス対策が必要で、シードゥエラーのヘリウム排出バルブはロレックスが特許をもつ。後に1220m防水が誕生。
【1972年】
コメックスはロレックスと特別契約を結び、コメックスのプロダイバーはサブマリーナあるいはシードゥエラーを使うこととなった。5月24日、深度610mでコメックスのダイバーは「このような深度で正確に時を刻み続けるのはロレックスのシードゥエラーだけだ」と述べた。コメックスのダイバーが使うシードゥエラーには裏蓋にコメックスの名が咳まれている。
ロレックス・サブマリーナのコメックス・ダイバー仕様は、裏蓋に刻まれたコメックスの文字を除いては、一般市販用とかわらないように見える。
しかし、深海作業で行われる飽和潜水のためにヘリウムガス排出バルブがついていることは、大きな違いだ。
ロレックスが特別にコメックスのために作った時計であることをこれほど明確に語っている点はない。
ところで、コメックスとはどんな企業なのか。ロレックスとはどのような関係にあるのだろうか。
コメックスはフランスのマルセイユを本拠とする、世界最大の潜水会社だ。
詳細は後に述べることにして、このコメックスとロレックスの関係を示す資料を探してみた。
まず、1975年に沖縄海洋博に際して日本国連協会が制作した「海洋と国連」と題した小冊がある。
海洋博の国連館で配布されたものだが、このなかで日通館に出展したロレックスが「海洋学の進歩とともに」というタイトルの下で時計の開発と海洋開発との関連を年代を追って説明している。
その1972年の欄には次のように記されている。
「世界的組織であるコメックス・マルセイユはロレックス社と特約を結び、ダイビング用時計とクロノメーターはすべてロレックス社製を使用することとなった。これによって、コメックスで働く数百人ものプロダイバーが、ロレックス・サブマリーナやシードゥエラー(特別ヘリウムバルブつき)を使用することになる」
さらに、 ロレックスのシードゥエラーの広告にコメックスのダイバーをテーマにしたものを発見した。
「コメックス・ダイバーが2000フィートまで潜るとき、ただひとつの時計だけが彼らとともに潜水できます」という見出しの下に、次のようなエピソードが載っている。
「1972年初め、マルセイユで2人のコメックス・ダイバー、M・パトリス・ケミンとM・ロバート・ゴウレは2000フィートのシミュレイテッド・ダイビングの記録を打ちたてました。
18日間、彼らはこの深さでの極限状態で生活しました。そして18日間、ロレックス・シードゥエラーは完壁に作動していました。この結果、コメックスはロレックスのダイビング・ウオッチとクロノメーターだけを使用することをダイバーたちに義務づけたのです。
1974年の夏、アラン・ジュルドとクラウド・ボウルディエルが再び2000フィ―卜に挑んだ時、彼らは当然、 ロレックスを使用しています。深度2000フィートでは大気はヘリウムガスを多く含むガスの混合体です。
そしてどんな時計であってもヘリウムは問題を生じます。まず、ヘリウムはオイスターケースであっても簡単に浸透します。
そのため時計の中は活水居住区と同様の状態になります。
一方、浮上にあたっては、ガスは簡単には時計から抜けません。そのため時計の外側の気圧が下がるにつれて、時計内部の高圧は爆発につながります。
しかしシードゥエラーは特許をもつヘリウムバルブがつき、ガスは減圧中にすばやく抜けます」
このようにロレックスはコメックスが2000フィート(600メートル)のシミュレイテッド・ダイビングに成功した1972年以来、コメックスと密接な関係を維持している。
また、それ以前にも、おそらくサブマリーナの改良やシードゥエラーの開発には、ブロのダイバーのアドバイスが必要であり、コメックスの協力をあおいだとも考えられる。
海洋探査技術にかけてはアメリカと並ぶ先進国がフランスだ。そのフランスの最先端をいくコメックスのダイバーの意見が採り入れられたとしても、それは当然のことであっただろう。
また、深度150メートル以上に長時間潜る深海潜水で行われる飽和潜水のために、シードゥエラーと同様のヘリウムガス排出バルブをコメックス仕様のサブマリーナに採用したのも、コメックスのダイバーが深海作業を中心としているためだ。
コメックスは1977年に実海域で501メートルの飽和潜水記録を出すなど、世界でも飽和潜水で最も実績を誇っている会社でもあるのだ。
深海作業では、ヘリウム混合ガスを使った飽和潜水が行われるが、このために前述のロレックスの広告にみられるような問題が時計に生じるのだ。
高圧に耐え、しかもヘリウムガス対策を講じたダイバーズウオッチが、プロ・ダイバーには必要だ。このためロレックスが開発し、コメックスのダイバーが信頼性を実証したのがヘリウムガス排出バルブをつけたシードゥェラーというわけだ。
ロレックスがサブマリーナを開発したのは1953年のことだ。この当時、ロレックスのデザイン部門に勤めていたジャン・ネレのアイデアから生まれたものといわれている。熱狂的なスキンダイバーでもあつた彼は、深海においても、海軍での作業においても、十分に信頼に足る時計を求めていた。それを自ら形にしたのだ。
ロレックスは防水時計を最も得意としていた。そもそもロレックスの名を世界的にひろめたのが、1926年に発売した完全防水時計オイスターであった。
すでにこの時計は50メートル防水性を備えていた。しかも1927年にはイギリス人女性メルセデス・グライツがその時計を腕にして、ドーバー海峡を横断することに成功した。
このとき、時計はまったく狂わず、動き続けていたという事実は、ようやく一般に広まる兆しのあった腕時計にとっては画期的なことであった。
19世紀末に誕生した腕時計は、ポケットウオッチにただ紐をつけて、腕に巻くだけでは役には立たなかった。ムーブメントを小さくして、小型でも高精度のものを開発することと共に、大きな問題があった。
それまでポケットのなかで水や埃から保護されていた時計は、腕にするようになって直接、外界の影響を受けるようになった。水がムーブメントに浸透して錆びては、精度の保証など問題外だ。また、風防ガラスも衝撃で簡単に割れるようではいけない。腕時計が信頼に足る時計として広まるには、高精度のムーブメントに加えて外装の開発も必要であった。その開発に成功したのが、ロレックスであった。
1927年11月27日付けのロンドンの「デイリー・メイル」の一面には、メルセデス・グライツのドーバー海峡横断成功とともに、ロレックス・オイスターの防水時計としての勝利が書かれている。
「ロレックスは時計作りにおける最大の勝利を初めて明らかにしました。完全に密閉されたロレックス・オイスターは大候の変化、埃、水、湿気、寒冷、砂、油に対する耐性をもっています。つまり、なんら時計を傷つけることなく海にもお風呂にも入れます。北極や熱帯の環境が美しい高精度のムーブメントに影響を与えることはありません。ロレックス。オイスター・モデルは高精度時計科学のユニークな進化で、いかなる状況下でも完璧な計時をついに可能にしました」
オイスターの完成によって腕に時計をするための障害を解決したのがロレックスであったが、腕に時計をすることを生かしたのもロレックスだった。
自動巻きのパーペチュアルの開発だ。ぜんまいを巻かなくとも、確実に動き続ける時計は、ポケットウオッチの時代から時計職人の夢であった。それが腕に時計をするようになって、腕の動きと地球の重力をいかしてムーブメントのローターが回転し、ぜんまいを巻く機構を考えたのが、ロレックスだ。
1931年のことで、永久運動を意味する「パーペチュアル」と名づけられたのだ。オイスター・パーペチュアル・サブマリーナは、この2つの技術を生かして開発された本格的ダイバーズウォッチだ。50年代に未来予測された海洋開発を想定してのことだった。
1953年に100メートル防水のサブマツーナが発売され、翌年には200メートルに進化した。ケースはステールの塊をくりぬき、ねじ込み式のツインロック・リュウズをつけた、基本的なオイスターケースだ。
その後、1959年になって、ダイビング中の事故からリュウズを守るために、保護装置が加えられている。同じ年、フランス海軍は水深200〜300メートルの大陸棚を探査するために減圧室を作り、深海探査に乗り出していた。ロンックスの改良はまさに時機を得たものだったということになる。
各国の軍隊がロレックス・サブマリーナを採用している。イギリス海軍は1976年に支給している。視認性を増すために、針のデザインが変更されている。また文字盤のTの文字は蛍光塗料として期性物質のトリチウムを使用していることを示す。裏蓋にはイギリス政府の官有品であることを示すブロードアローと海軍のコードナンバーの0552が刻印されている。
ロレックスが普及版としてチュードルというブランドを出したのは、1930年代のことだった。イギリスを中心にヨーロッパ全域に腕時計を広めたロレックスだったが、価格が高く、一般に普及させるにはむずかしい、という問題をかかえていたのも明らかだ。
コスモグラフ・デイトナ、サブマリーナ、GMTなど、機能性を重視したハードウオッチこそ、ロレックスの本領を発揮したものといえる。ミルガウスもそのひとつだ。
この時計の特徴は磁気にたいして強い耐性をもつことにある。特殊なアンチマグネチックカバーを内蔵し、1000エルステッドまでの磁性に耐える科学者や医師のための時計であり、50年代にはサブマリーナと並ぶ画期的な時計として登場した。ロレックスはミルガウスで耐磁性の時計の分野でも先鞭をきったのだ。
ダイバーズウオッチではこのヘリウムガス対策がひとつの大きな課題だ。ロレックスは早くからこの問題の解決に策を講じた。それがシードゥエラーのヘリウムガス排出バルブだ。排気弁によって内部に浸透したヘリウムガスを排出し、周囲の圧力よりも時計の内部の圧力が高くなることを防いでいる。
海洋開発が進むにつれて、ダイバーが海中に居住し、何日間も作業をすることが当たり前になっているのはコメックスの例からもあきらかだ。ロレックスは、シードゥエラーを開発することによって、海に住む人のために正確な時を約束したのだった。当初、610メートル防水であったが、現在では1220メートル防水まで性能は高められている。
オイスターパーペチュアル GMTマスターⅡ Ref.116710BLNR
84万円
昼と夜が確認しやすい2色ベセルは、1955年の初代GMTマスターの大きな特徴だった。新作は特許を取得した独自の方法により製造したブルーとブラックの2トーンのセラミノク製ベゼルを初採用。24時間針を採用。
オイスターパーペチュアル コスモグラフデイトナ Ref.116506
714万円
950プラチナケースと、モノブロック・チェスナットブラウンのセラクロムベセルを合わせた新モデル。搭載ムープは、耐磁性に加えて衝撃や温度変化に優れた耐性を持つバラクロム・ヘアスプリング採用の自社製Cal.4130。
オイスターバーベチュアル サブマリーナーデイト Ref.116610LN
73万5000円
1953年に誕生したロレックスが誇るダイバーズウォッチ。独特な形状の時分針や大型のドットインデックスなどの視認性に優れたダイアルデザインは、普遍的な魅力を放つ。
オイスターパーペチュアル スカイドゥエラー Ref.326939
485万1000円
ベゼルとリューズで第2時間帯などの操作ができる、ジェットセッター向けの新しい実用時計。日付表示に加え、インデンクス外周の12の小窓で月を示す。同社初の年次カレンダーも備える。
オイスター パーペチュアル シードゥエラー ディープシー
99万8000円
一見するとノーマルモデルだが、実は世界記録を打ち破った超高性能メカニカルダイバーズ。自動巻き、Cal. 3135。パワーリザーブ約48時間。C.O.S.C公認クロノメーター。ステンレススティール。直径43 mm。逆回転防止ベゼル。3900m防水。クラスプ中央のパネルを立ち上げ、腕に装着したままの状態で1.8mm刻み、最大18mmまで調節可能な新システムを装備。軽く、強靭で、錆びに強いチタン合金の裏蓋が、窒素合金ステンレススティール製のリングを支える、新開発の「リングロンクシステム」を採用。
オイスター パーペチュアル デイトジャス
88万5000円
大胆なアラベスクデザインを採用し、ブレスレット、ダイアル、ベゼルにダイヤモンドをセッティングしたラグジュアリーなモデル。自動巻き、Cal.2235。C.O.S.C公認クロノメーター。日付表示。18KWG。直径34mm。100m防水。
オイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト
320万3000円
男なら一度は瞳れる自然への挑戦として、そのひとつに深海への挑戦がある。海という大きな舞台でどのように自分を試してみるかは各々で異なるが、それはきっと男のロマンとでもいうべきだろう。さて、そんなロマンの数々に出くわしていたのが、ロレックス・サブマリーナである。サブマリーナの開発は、1950年代にロレックスのデザイン部門に勤めていた熱狂的スキン・ダイバーであったジャン・ネレから生まれたものであった。彼は、深海においても、また海軍の作戦行動においても信頼性の高い腕時計を探し求めていた。1953年に最初のサブマリーナが世界市場に出され、人気を得た。1970年代にはイギリス海軍がその潜水員用に採用決定するなど各国の軍がサブマリーナに注目した。軍用以外にもサブマリーナのモデルはファーストモデルやリュウズガードなし等多種あるが、これは1970年代製でサブマリーナの文字が赤字のため"赤サブ"と呼ばれる希少モデルである。200m防水性でデイト付きだ。このようにコンディションのよい赤サブは少ない。堅牢なセラクロム・ベゼルと、ブルーに発光する新夜光塗料を採用した新型。YGとWGがある。ブレス延長の新システム「グライドロック」採用。自動巻き、Cal. 3135。C.O.S.C公認クロノメーター。日付表示。18KWG。直径40mm。300m防水。
オイスター パーペチュアル デイデイトⅡ
325万5000円
曜日をフルスペルで表示する「デイデイト」の新型。直径41mmの新型ケースにフルーテッド(溝入)・タイプのベゼルを装備したバージョン。自動巻き、Cal.3156。C.O.S.C公認クロノメーター。日付表示。エバーローズゴールド。直径41mm。100m防水。
オイスター パーペチュアル デイデイト
549万2000円
ケース直径を36mmから41mmに拡大し、新しいCal.3156を搭載。特許取得のパラフレックス ショックアブソーバとパラクロム製ひげゼンマイを採用。自動巻き、Cal.3156。C.O.S.C公認クロノメーター。日付表示。Pt。直径41mm。100m防水。
オイスター パーペチュアル
47万3000円
定番「オイスター パーペチュアル」に新登場したカジュアルな文字盤。新しい直径36mmのSSケースの他、34mmも継続生産される。自動巻き、Cal.3130。SS。直径36mm。100m防水。
サブマリーナ・ロイヤルネイビー
時価
イギリス軍用腕時計は、ハミルトン、ロンジン、オメガ、スミスなど多数の大手時計メーカーから支給されていた。イギリスでは第1次世界大戦まで海軍に支給される時計はグリニッジ天文台に提出され、テストと認定を受けたものに限られていた、といった事実からもわかるように、軍用時計というものは過酷な状況にも耐えうる精巧な時計が必要とされたのである。ロレックスもまた、世界各国の軍用時計を支給していたことで有名だが、ここに紹介するサブマリーナもそのひとつ。これは1974年にイギリス海軍に納品されたモデルである。一般市販用と同じモデルであるが、ダイアルには蛍光塗料のトリチウムを示すマークと、裏ブタにはイギリス政府所有物を示すブロードアローと海軍のコード0052およびシリアルナンバーが刻印されている。プロ・ダイバー用の腕時計としての必要条件を満たし、より防水生、頑丈性を高めたロレックス・サブマリーナがイギリス軍だけでなく各国の海軍に認められ、採用されたことはその優秀性を物語っている。
オイスター パーペチュアル コスモグラフ・デイトナ
350万円
1988年、イタリアでロレックス・コスモグラフ・デイトナのブームの火がついた。どうしてたった1個の時計"デイトナ"にこれ程までに集中したのか。この時計の誕生のいきさつや進化について数多くある謎や疑間がその理由であろうか 。自動巻きのデイトナが市場に顔を出す以前のモデルで特に人気のあるのが、1960年代から1970年代に製造された手巻き式のエキゾチック・ダイアル(別名ポール・ニューマン・タイプ)である。こちらも希少性ということでマニア垂涎のひとつである。ゼニスの自動巻きクロノグラフ・ムーブメントをベースに改良され、1988年に市場に登場したこの自動巻きコスモグラフ・デイトナは、一気に人気が曝発し、一瞬にして時計店の店頭からその姿を消してしまった。正に「幻」の時計なのである。また、自動巻きのデイトナはすべてクロノメーターの認定を受けている。デイトナは、リファレンス・ナンバー16528.ケース、ブレスレット共に18金イエローゴール製。トリプル・ロック・リュウズとねじ込み式プッシュボタンで100mの防水を備える。デイトナはアメリカのフロリダ州にある観光地の名前でもあるが、1960年代初め、バンクの付いた独特なカーブ(外側を高く傾斜させたカーブ)を持つサーキットがある町としてモーター・レース・ファンの間で有名になった。そこでは、24時間耐久レースなどが行なわれ、かつてはフェラーリを始めとするヨーロッパ勢が断然他をしのいでいたものである。さて1961年になると、ロレックスは“オイスター・コスモグラフ"(Ref 6239)という名のクロノグラフを世に送り出した。このモデルには、はっきりとスポーツ感覚が打ち出されており、ケースとお揃いのブレスレットがそれをさらに際立たせていた。そしてこの新型ウォッチはデビューの直後、前述のサーキットに因んてデイトナと名付けられるようになったのである。デイトナにはオイスター型ケース、ねじ込み式裏ブタ(スクリュー・パック)、ねじ込み式リューズ、タキメーター目盛り付きベゼル、丸ボタンを装備しており、最初はステールで作られていたが、後に14Kゴールド(主にヨーロツパ市場向け)や18Kゴールドのモデルが誕生した。 しかし当初、デイトナの人気はあまリパッとせず、また搭載していたロレックス722というムーブメントも実は同社のオリジナルでなく、手巻バルジュー・キャリバー72を改造したものであったために、売り上げも伸びなかったのである。何年もの問、同社の高精度自動巻ムーブメントに馴れ親しんできたロレックス・ファンにすれば、些細な事だと片づける訳にはいなかったようだ。一方、オイスター・コスモグラフRef.6239には、それを変形したRef.6241というモデルが同時期に製作されており。その特徴はタキメーターの目盛りの付いたベゼルがブラックになっていることだ。この他、Ref.6239を変形したものに、俗に“ボール・ニューマン"という名で知られているタイブもある。このモデルは、ダイアルのチャブター・リング(時刻を表示する数字、記号が記されている環部)にインダイアルの色と同じ物が使われているのが特徴だ(ゴールド製モデルではマルーンとベージュ、スチール製モデルではホワイトとマルーンが使われている)。1976年には、デイトナ・クロノグラフに改造が加えられ、新シリーズが誕生しているが(ブラック・ベゼル付きのRef.6263と、タキメーター目盛りが刻まれたメタル・ベゼル付きのRef.6265)、 これらはねじ込みロック式のクロノグラフ・ボタンを装備しているのが特徴だ。次に、1988年は唯一デイトナが大幅にモデルチェンジした年で、自動巻タイプが誕生しているが、ケースのデザイン、ダイアルの外観、そしてウォッチの“心臓部"であるムーブメントにまで改造が加えられた。
デイトジャスト 36
78万3000円
1945年誕生のファーストモデルから続く直系となるのが36mmケースのこのデイトジャスト36である。まさにフラッグシップモデルだ。そして現在は第7世代目。2018年にりニューアルを果たし、最新の自動巻きムーヴメント、Cal.3235が搭載されている。19年はさらに、ホワイトゴールドとのコンビタイプとステンレスモデルが新たにリリースされたため、これですべてのラインナップが最新型となった。この36mmサイズは、かねてより頑張れば手の届く高級品として年齢を問わず幅広い層に高い支持を集めてきた。そのため恐らく所有率で言えばダントツに高い。ではなぜ多くの支持を集めるに至ったのだろうか。その理由は二つ考えられる。ひとつ目はやはり安心感である。時間を知るという腕時計本来の機能に特化した、ある意味無駄のない作りは見た目にもシンプルでいて年齢を問わず安心して着けられる。しかも高性能なうえに壊れにくく、それでいて高級ブランドを所有するという優越感も味わえるなどメリッ卜がわかりやすい。二つ目は豊富なバリエーションだ。 一人ひとり生活スタイルが違うように、ファッションもさることながら、腕時計を着用するシーンも人それぞれだ。54ベージに掲載した国内定価リストを見るとわかるが、デイトジャストには、素材、文字盤、ベゼル、ブレスレツトと、組み合わせが様々用意され、とにかく選択肢が多い。つまり、自分のライフスタイルに合致した最良の1本を見つけることができるのだ。現在ロレックスの公式ウェブサイトでは、素材やベゼルなど各パーツを組み合わせて、好みの仕様にして雰囲気を確認できるので、気になる人は一度試してみるといい。さて現在の実勢価格はというと、ステンレスモデルで60万円台後半からと辛うじて定価を下回るが、コンビモデルは人気の仕様によっては定価超えのものも結構あるため注意が必要だ。一方、旧モデルは初出が2004年。製造期間は約14年と長いためユーズド価格も様々だ。購入を考えるなら、ムーヴメントにぃフルー・パラクロム・ヒゲゼンマイが採用された11年以降に製造された個体を目安に探してみてはいかがだろうか。
レディ デイトジャスト
58万3000円
女性用のデイトジャストの歴史は、メンズのデイトジャストの発売から遅れること約10年、1957年に登場したクレディデイトジャストクより始まる。これはロレックスにおけるデイト表示のクロノメーターを搭載した初のレディースモデルで、デイトジャストの華やかな意匠が、女性らしい小振りなサイズと相まった美しいデザインを備えていた。2003年には、フレスからバックルまで一体に見えるように作られたコンシールドクラスプが登場。まるでブレスレットのような印象を与える、よりラグジュアリー感が増したデザインに仕上げられた。そして16年のバーゼルワールドにて発表されたのが、これまで採用されていたケース径26mmよりも2mm大きい、28mm径となった現行モデルである。これに伴いムーヴメントも新たに開発されたCal.2236へと変更、パワーリザーブは従来のムーヴメントよりも約7時間長い約55時間を実現した。またヒゲゼンマイを新しくシリコン製のシロキシ。ヘアスプリングに変更。五つもの特許を取得したという独自開発のヒゲゼンマイで、温度変化に強いとされているだけでなく、従来に比べて約10倍の耐衝撃性を備えている。こうして精度が向上した現行モデル。今回、外装の変更点4点を比較した結果、ケース径のほかにわかった違いを主に2点挙げたい。まず1点目は、現行モデルのほうがよりラグジュアリーな雰囲気を感じることだ。旧モデルと比べて現行はベゼルの幅が広くなった点に加え、ケースとフラッシュフィットがスムーズに繋がるようにデザインされている。そのため特にフルーテッドベゼルだとデザインが際立ち、よリラグジュアリーな印象に感じた。2点目は実際に着用してみると、現行のほうが若干重く感じられた点。旧モデルのほうは、フレスのコマの間から肌の色が見えるほど、ゆとりをもった作りである一方、現行はブレスのコマが細かく詰められたためと考えられる。しかし実際に着用してみるとさほど気にならないので、機能性を含めデザインの好みで選ぶのが1番だろう。また旧モデルも着け心地が申し分ないが、現行モデルのほうがブレスを動かしてもコマ通しのズレが少なく、腕によリフィットするように改良されているようだ。
デイトジャスト 41
93万3000円
36mm径モデルの上位機種として、2009年に登場したのがデイトジャストⅡである。何と定番のスポーツモデルよりも大きい41mmケースが採用された。当時は時計のトレンドが大型モデルに傾倒していた、いわゆるデカ厚ブーム真っ盛りの時代。確かに40mmオーバーが主流だった当時、既存の36mmではかなり物足りなさを感じたに違いない。特に欧米人ならなおさらだろう。さすがのロレックスもその流れを無視することは難しかったに違いない。ムーヴメントは当時の主力機Cal
.3135に、エクスプローラIIなどの一部のモデルにのみ採用されていたパラフレックスショック・アブソーバーという耐震装置をプラスした3136が搭載された。そして、このデイトジャストーの後継機として16年に登場したのがデイトジャスト41なのである。最大の違いは、その3136に代わって今後の主カムーヴメントとして開発された3235が搭載された点である。革新的な技術によってエネルギー効率を高めることに成功したこの3235。極めて高い精度を維持することはもちろんのこと、パワーリザーブも48時間から70時間へとユーザビリティーも格段に向上している。今回、実機で外装面の違いについても比較してみたのだが、見た目ではその違いはほとんど感じられなかったが、デイトジャストⅡと比べるとラインナップ的にはバリエーションが増えているため、かなり選択肢が広がっているだ一かでも特筆すべきはジュビリーブレスが新たに選択できるようになったことだろう。それによってかなり見た目の雰囲気が変わってくるからだ。さて気になる価格だが、定価以下でも買えたデイトジャスト41も残念ながら80万円台半ばから90万円前後と定価よりも1割以上も高いプレミアム価格で流通するようになってしまった。なお、コンビは定価かそれ以下でも買える。一方の旧型のデイトジャストⅡも値上がりし、ユーズドでも70万円台と、当時の定価が73万4400円だったことを考えるとこちらもプレミアム価格と言えるほどだ。デイトジャスト41のユーズドも70万円台半ばから流通しているため、ユーズドなら間違いなく現行のデイトジャスト41がいいだろう。
ターノグラフ Ref.116264
63万7000円
“TURN O― GRAPH"、日本ではターノグラフと呼ばれ、デイトジャストながらも両方向回転ベゼルに赤の秒針を備えた派生モデルとして2004~13年までの9年間ほど生産されたが、現在その後継モデルは存在しない。回転ベゼル付きデイトジャスト自体は1956年に初めて登場。当初“サンダーバード"の愛称で呼ばれていたが、このモデルからターノグラフ名が付いた。ラインナップはすべてコンビモデルのみで、素材はホワイト、イエロー、ビンク系コールド3種類に、オイスターとジュビリー両方のブレスが用意された。当時の定価は消費税10%換算にした場合で73万7000円。それに対して現在はユーズドで60万円前後から流通している。現行にはないデザインなので選択肢のひとつに挙げてみてはいかがだろうか。
デイトジャストRef.1603
56万7000円
デイトジャストも第3世代の4桁1600番台になるとグッとアンティークな雰囲気が強まる。製造期間は1962年(58年説あり)から77年まで。実はデイトジャスト歴代モデルのなかで最も長い間製造されたレファレンスとなる。搭載するのは、ロレックスの自動巻きムーウメントの基本設計がこれによって完成されたと言われるほどの1500系キャリバーだ。相場はスタンダードなもので30万円台後半から40万円台といったところ。製造期間が15年以上あるため時期によっても雰囲気がかなり違う。よりアンティークな雰囲気を楽しみたいなら、60年代のモノがオススメだ。
デイト 3rdモデル "ビッグデイトナ"
888万7000円
手巻きデイトナの最終形にして、特に高い人気を得ているRef ・6263。1970〜88年にかけて製造されたロングセラーモデルで、製造時期やメンテナンスされるなかで変化するディテールがコレクターを引きつける。中でもコレクターから″ビッグデイトナクと呼ばれているモデルが人気だ。ビッグデイトナの文字盤は6時位置にある12時間積算計の上部に赤く印字された"DAYTONA"表記が、1と11時のバーインデックスからはみ出す大きさになっているのが特徴。後年のメンテナンス時に交換された文字盤はDAYTONA表記が小さいため、こちらは"スモールデイトナ"と呼ばれる。ちなみに、こちらの個体の文字盤は当時のものだが、各パーツは後年のメンテナンスの際に交換されたものとなっている。販売当時のパーツをもつモデルは人気が高いが、そうした個体は貴重ゆえ、なかなか実用には向かない。 一方、しっかりとメンテナンスされるなかで純正アフターパーツに交換された個体なら、いまも十分実用に耐えうる機能を持つ。時計として着けて楽しむのであれば、後者のほうがオススメだ。
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