ZENITH(ゼニス)-腕時計 評判
【ZENITH】 みんなの評判! 【レビュー340件】
【ZENITH】 バイヤーの辛口コメント! 【レビュー10件】
【ZENITH】 ここが良い点・悪い点! 【レビュー123件】
ZENITH(ゼニス)は、創業者ジョルジュ・ファーブル=ジャコの時代にマニュファクチュールとして確固たる地位を築いている。
1865年、若干22才のジョルジュ・ファーブルは、スイス時計の頂点を目指して「成功」「頂点」「最高」という意味の名を持つ会社を設立した。ゼニス社である。
同社は以来、まさしく名が体を表わす時計を次々に世に送り出しており、時計産業の歴史に残した軌跡は輝かしいものがある・
1865年スイスに創設されたゼニス社は、職人の手作業による伝統的なスイス方式に、アメリカ式の機械化をプラスし、両者の利点を巧みに生かした時計メーカーだ。
手作りの部品には互換性もなければ、全く同じものを再び作ることも不可能であったから、オートメーション化による生産方式は、修理可能な時計を生み出したという意味で画期的であった。
また、 ミリタリー・ウオッチとして軍に供給したり、ニューヨーク近代美術館よリモダンアート賞を受賞するなど、"頂点、究極"という意味を持つゼニスの名に恥じない時計を生み出してきた。
日本では、"時計の王者"として明治・大正時代に鉄道時計に採用された実績を持つ。
19世紀後半には、ル・ロックルの工場にいち早く近代的な設備を導入。1000人規模の従業員の手で、数多くの懐中時計や海軍用の計測器を製造していた。
それらの品質においても抜かりはなく、1896年にスイス国内の博覧会で金賞を受賞。このほか、国際見本市や博覧会で2333もの賞を獲得。優れた信頼性を誇っていた。
製品の安定供給と高品質を兼ね備えたゼニスの時計は、軍用時計や航空時計においても活躍する。1909年に英仏海峡横断飛行に成功したリレイ・ブレリオや、1910年に世界で初めて時速100kmを超える飛行に成功したパイロット、レオン・モラーヌらにより、20世紀初頭にはゼニスの時計の性能は広く認められることとなる。
軍用時計の供給メーカーであったかどうかが、時計メーカーの信頼度を測る物差しとなる。
非日常的な戦場で使用されるため、頑強さや精度を厳しく追及されるので、軍用として採用されえる信頼性の高い時計を供給できるメーカーは限られていたからだ。
ゼニス社の時計も第1次世界大戦でアメリカ軍の信号部隊が使い、第2次世界大戦ではドイツ軍イギリス軍などが採用している。
さらに同年代には英国軍のために高度計を手がけるなど、航空用計器の製造でも着実に実績を積み重ねていった。
多岐にわたる製品開発で技術力を確かなものとしたゼニスは、1969年に革新的な製品を発表する。それが、現在でもフラッグシップムーブメントである「エル・プリメロ」だ。
すでに他社から世界初の自動巻きクロノグラフムージメントは発表されていたが、「エル・プリメロ」は毎時3万6000振動というハイビートと、それに由来するクロノメーター級の高精度で他社を圧倒した。
その後、1970年代からのクオーツショックの影響から「エル・プリメロ」の製造は中断されたが、当時の技術者だったシヤルル・ベルモが残していた設計図面や金型をもとに1984年に復活した。
現在は、「エル・プリメロ」と「エリート」を軸に、大ヒット作の「クロノマスターオープン」や、伝統の「パイロツト」「キヤプテン」など個性豊かなコレクションを展開。
2010年発表の「クリストファー・コロンブス」を頂点とするマニュファクチュール・ゼニスの比類なき技術力を世界に発信している。
複雑機構に対して食傷気味になったのか、時計市場ではシンプルなクラシック時計ヘの興味が増しているようだ。
とはいえ、ただ「単純化」すれば美的に優れたシンプル・ウオッチが作れるわけではない。そこには長年培われた技術と知性が必要になる。
ゼニスといえば、ティエリー・ナタフ氏の情熱から生み出される、強烈な個性の時計でおなじみだ。
ダイアルの一部を開放してエル・プリメロのハイビートな動きを鑑賞させる「オープン」や、新素材を使って抜群の耐久性を確保した「デファイ」などアクの強いデザインは、まさに"時計界の今"を体現するブランドと認知されていた。
ところが近年、一転してシンプル&クラシック路線を打ち出した。
これは昨今のゼニスらしからぬアプローチであり、このドラスティックな方向転換には、正直向面食らった。
しかしゼニスといえば1865年創業の老舗。クラシック・ウオツチを作ってきた歴史の方が数倍長い。
「クラスニュー・ヴィンテージー955」には、ゼニスが"デザインウオツチ・ブランドではない"ということをアピールする戦略が見えてくる。
老舗時計ブランドは、皆歴史の継続をアピールしている。もちろんゼニスも、1969年に完成した世界最高のクロノグラフ・ムープメント「エル・プリメロ」を今もコツコツと作り続けている点では、その歴史の継続性は明らかだ。
しかし、近年に発表された時代の最先端を進む時計だけでは、その伝統を十分に伝えきれないのも事実だ。
その点、エリートキャリバー搭載ではあるが、過去の歴史を踏襲するクラシックなモデルも並行して作り、ゼニスが歩んできた道を示すのは理に適った展開。
さすがは策士ティエリー・ナタフ氏である。
エル・プリメロ ストラトスフライバック クロノグラフ Ref.03.2067.405/51R514
76万6500円
"成層圏"の名を持つ直径45.5mmの大型モデルにブルーダイアルの新色が加わった。ミリタリースタイルのデザインにブロックパターンのラバーベルトが好相性だ。毎時3万6000振動で駆動するエル・プリメロ405Bは裏スケで見られる。
パイロットアエロネフ タイブ20“40mm" Ref.03.1930.681/21C723
56万7000円
2012年に57.5mm径で限定発売され、すぐに完売した航空時計の40mm径3針版。コインエンジリューズやウィンテージ調カーフベルトを備え、ダイアルは1938年の仕様書「タイプ20」にも定められたマントブランク仕上げ。
パイロットアエロネフ タイブ20 Ref.95.2420.5011/21.C723
83万7000円
1969年にエル・プリメロを完成させる以前、ゼニスは軍用時計や航空時計のブランドとしても名を馳せていた。2012年、ゼニスは3種類のパイロットウオッチを発表して、かつて大空に夢を馳せた冒険家たちにオマージュを棒げた。そのうち最も初期のコックピットクロックにインスピレーションを受けたのが、この「アエロネフタイプ20」である。57.・5mm径の特大ケース&リューズは、実際に手にするとインパクトが大きい。力強いコいコブラ針やシックなインデックス書体が個性的で、ヴィンテージ仕上げのカーフベルトとも好相性。シースルーバックからは、毎時1万8000振動のダイナミックなテンプの動きが楽しめる。サイズだけ取っても、日常使用はまず無理。ビジネススーツの袖口は窮屈で、シャツの袖は閉まらないことを覚悟しよう。100万円を越える正規価格が高すぎることは、プレミアが付かず並行相場が8掛けにも満たないことからもうかがい知れる。
エル・プリメロ クロノマスター1969 Ref.03.2040.4061/69C496
87万1500円
エル・プリメロCal.4061の動きが文字盤側から楽しめる“オープン"に、1969年製モデルと同様のカラーリングを採用。ナイトブルーの30分積算計が新鮮な印象的だ。
キャプテン セントラルセコンド Ref.03.2020.670/22C498
50万4000円
1960年代製モデルにインスピレーションを得た「キャプテン」シリーズの中3針仕様。エリートCal.670を搭載し、ケース厚は8.15mmとスリム。直径も40mmの程よいサイズとなっている。
メガ ポートロワイヤル トゥールビヨン
1764万円
風防ガラスを覆う強靭なガードを持つトゥールビョン。コンプリケーションだがタフな使用にも耐える作りになっている。すべてをスクエアで統一させたインダイアルのデザインも強烈だ。Cal. EI Primero4007。自動巻き。Ti。縦57×横40mm。50m防水。
メガ ポートロワイヤル トゥールビヨン
1764万円
風防ガラスを覆う強靭なガードを持つトゥールビョン。コンプリケーションだがタフな使用にも耐える作りになっている。すべてをスクエアで統一させたインダイアルのデザインも強烈だ。Cal. EI Primero4007。自動巻き。Ti。縦57×横40mm。50m防水。シースルーバック仕様だが、開いているスペースはこれだけ。さりげない演出だが防水性能をキープするという意味もある。
クラス パワーリザーブ
194万2500円
老舗フランドらしいクラシカルな魅力を伝えるシリーズ「クラス」も、今年は熟成が進んだ。パワーリザーフとスモールセコンドをバランスよく配置した端正な美しさも、ゼニスらしい魅力のひとつである。Cal. ELITE685。自動巻き。18KRG。直径44mm。30m防水。
クラス トラベラー マルチシティ エリート
96万6000円
昨年はエル・プリメロ搭載のモデルだった「マルチシティ」がエリート・ムーブメントを搭載して再登場。渦巻き状の都市表示というアクの強いデザインはそのままだが価格がぐっと手頃になっている。Cal. ELITE687。自EIJ巻き。SS。直径44mm.50m防水。
ポートロワイヤル メガ オープン コンセプト
150万1500円
トランスパレント・ダイヤルでおなじみの"コンセプト"。これがさらに巨大になったポートロワイヤルが登場。横に移動するパワーリザーブ表示やコンパクトなビッグデイトの構造が丸見えだ。Cal.EI.Premio4039.自動巻き。SS。ケースサイズ縦57×横40mm。50m防水。
クラス ムーンフェイズ
107万1000円
デイト・曜日・月表示からムーンフェイズまで表示するカレンターモデル。さらにクロノグラフを搭載するが、デザインは端正なまま。トレンドに左右されない普遍的な魅力を持つ。Cal.EI Premio4100。自動巻き。SS。直径40 mm。50m防水。
クラス エリート
52万5000円
デイトすらない中3針のシンプルな時計。ケースのサイズは37mmと44mmの2種。ダイアル中央部には精鍛なギョーシェ模様が入っており、丁寧に作られていることがわかる。Cal.EI ELITE679。自動巻き。SS。直径37mm。30m防水。
イタリア空軍 ミリタリー・クロノグラフ
時価
このモデルは、1950年イタリア軍がパイロット用として採用し、1960年代からイタリア空軍戦闘機として活躍したMB32のパイロットたちの重要な装備品であったものだ。そのイタリア軍は支給を止めたため、デッドストックとして残った時計が、一般市場も出まわった。ダイアルに刻印された星型マークは、自動巻きタイプを示す。手巻きクロノグラフが開発されたのが1910年代であったが、半世紀以上たった1969年にゼニス社が世界で初めての自動巻きクロノグラフを誕生させた。それは「エル・プリメロ」と呼ばれる1時間、3万6000ビートの高振動ムーブメントであった。
YF505HC
150万円
ゼニス社がスイス建国700年を記念して発売したのが、このクロノグラフだ。同社は自動巻きクロノグラフの開発メーカーであり、その技術や性能はいうまでもない。上下のプッシュボタンの形や、シンプルなフェイスがクラシカルだ。ゼニス社のミリタリー・ウオッチに見られるような精悍でハードなイメージのクロノグラフと同様、価値の高い機能がいっぱい詰まっている。
シリーズ6
時価
シリーズ6は、ゼニス社からデビューする注目の新型自動巻キャリバーの名前である。同社からは1既に、現在人気のエル・プリメロが発表されているが、今回の新作発表はそれ以来の大事件ということになる。ムーブメントの専門メーカーからは折りに触れ、新型の自動巻が発表されているとはいえ,ゼニスの新製品は20年ぶりに時計メーカーによってデザイン、生産される新型自動巻ムーブメントなのだ。そしてもう1つ際立った特徴を挙げると、このキャリバーは全部が新しいということ、つまり以前使用された部品は1個も使われていないということである。スイスでは、大半の時計メーカーがエボーシュと呼ばれる未完成ムーブメントを専門業者から購入し、自分の工場で最終的な組み立てを行なったり、機能数を増やす目的で部品を追加して改造を行なったりしている。ところが、ほんの一握りではあるがムーブメントの大部分を自給自足している時計メーカーも存在し、ゼニスはその中の1社なのである。ゼニスでは必要なムーブメントを自分で作るか、それとも他の業者から仕入れるか、選択を迫られていた。そしてエル・プリメロの成功をみて、彼らはクロノグラフと同じく、他のムーブメントも自分たちで開発するのが当然だと考えたのであった。かくして同社は、人材,機械類,コンピューター,コンピューター・プログラムに膨大な資本を投じ、全く新しいキャリバーを開発する長期プロジェクトに取り掛かった。すなわち、デザインから最終段階の生産に持ち込むまで、なんと4年半もかかったのである。バンベルガー氏の話によると、当初ゼニスでは自動巻ムーブメントを専門業者から買おうと思えばできたのだが、1社として同社の厳しい条件に合うパワーリザーブ量の大きいタイプを生産している所がなかったそうだ。そこで同社は過去に作ったムーブメントに目を向け、その中に改良を加えて,生産に持ち込めるものはないか検討した。しかし,それも全部に厚みがありすぎて無理だったのである。結局、新たに自社生産することにした同社は、" 買物リスト"式に新型ムーブメントの条件を詳細に書き、社内のデザイナーやエンジニアに渡した。彼らが求めていたのは、外径11 1/2型の標準サイズのムーブメントで、 しかも可能な限り薄型であることを絶対条件としていたのだ。こうして、ついに誕生したのが厚さ3.28mmのシリーズ6という新型である。世界で一番薄型という訳にはいかないが,、このモデルの持つ優れた特徴を全て考慮に入れれば、極めて薄いのは確かだ。シリーズ6の成功の鍵となる条件がもう1つある。それは値段だ。大半の自動巻ムーブメントの価格は現在、約50スイスフランから500スイスフラン、若しくは1,000スイスフランである。 しかしゼニスのシリーズ6は、比較的お手頃な価格、150スイスフランから180スイスフランの間で設定されている。今回のシリーズ6はゼニスにとって極めて大事な新製品であるため、同社はゼニス・ブランドのウォッチ専用のムーブメントとして発表された。その説明によると、一部の市場では消費者がムーブメントに精通していて、中身のムーブメントを基準にウォッチを選んでいるため、そんな彼らにゼニスのオリジナルとしてアピールしたかったからだそうだ。ところで、現在生産中のシリーズ6の第一陣は、特別ケースに入れられ、限定版として提供されているが、それぞれにはクロノメーター証明書が添付され、バーゼル・フェアの際、ゼニスの仕入業者向けに売り出された。また、近年の生産数はおよそ6,000ないし8,000で、2年以内に最低でも年間20,000個となる。話は戻って、ゼニスはエル・プリメロ・クロノグラフ・ムープメントをごく一部の限られた時計メーカーに納めているのに対し、今回のシリーズ6に関しては、初めは同社のウォッチだけに使用していたと既に述べたが、実はゼニス・オリジナルのムーブメントとして新製品の評判をまず確立してから、正式な商品名を付け、最終的に他社に提供している。そして、新しいコンクションにこのシリーズ6が搭載されたのはここ最近からで、同じく一部の現行モデルにも使用された。また近年のバーゼルでその品質の高さと、コンプリケーションを後から追加できるファジー性をアピールしている。
50thエリレ・プリメロアニバーサリー エル・プリメロA384リバイバル
78万8000円
ファーストモデルのひとつ、1969~ 71年にかけて2600本製造されたと言われるA384の復刻版。A384に見られた直線的カッティングが特徴的なトノーケースに加え、ケースサイズもオリジナルと同じ37mm径に仕上げられた。本作は革ベルトモデルだが、今後、オリジナルのゲイフレアー社製ラダー(はしご)ブレスを採用する復刻版も登場予定とのこと。ファンにとっては、今後の展開も楽しみなモデルのひとつだ。
公表どおり、サイズは小振りな37mm。とはいえ、エッジの立ったケースは存在感抜群。腕に乗せたときのバランスもよく、非常に着け心地が良い。見た目はオリジナルと瓜二つの完成度だが、復刻版らしく現代的なスペックを重視して、風防とケースバックにはサファイアクリスタルを採用。
レインボーフライバック
55万8000円
緑、黄色、青で色分けされた30分積算計、そして赤いクロノグラフ針と、そのカラフルなデザインが当時注目を集めたモデルだ、一方で、自動巻きクロノグフラの傑作エル・プルメロをベースとしたフライバック付きムーヴメントを搭載していることから、いまでも愛好家の間で根強い人気を誇つている。1990年代に登場したモデルなので、オーバーホールでくる個体も使い込まれたものが多いが、機械自体は大抵正常に動作するので、やはりよくできている。ただハイビートの宿命だが、ガンギ車やアンクルは摩耗しやすいです。これともうひとつ自動巻きの巻き上げ機構部分も摩耗しやすい。またフライバック機能が付加されたキャリバ1405は、ETAの7750系に比べると構造が複雑だ。レバー類が多用されているなど、設計にもちょっとクセがあって、組み上げるにも少し手間が掛かる。注意したいポイントとしては、"油切れ″。これは機械式ムーヴメント全般に言えることでもあるのだが、特に400系はクロノ機構の注油がシビアで結構難しい。油が少なくてももちろんダメで、多過ぎても流れてしまうため、このあたりは修理士の腕や経験が問われるポイントと言る。メンテナンス間隔は目安として3〜4年だが、時刻合わせをする際などリューズが重く感じたら、油切れのサインかもしれないので、修理店に相談してみるとよい。エル・プリメロはロレックスのデイトナRef.16520に搭載されたCal.4030のベースになったムーウメントとして有名。1番の相違点は振動数で、4030では毎時2万8800振動まで振動数を落としている。
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