INGERSOLL(インガソル)-腕時計 評判
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アメリカの時計にはダラー・ウオッチというカテゴリーがあり、文字通り1ドルで売られたポケット・ウオッチのことである。
1896年に初めて1ドルの時計"ヤンキー"を発売、これが庶民の時計として大好評を得て、"1ドルを有名にした時計"というスローガンのもと、1898年には100万個を売ったのであった。
第1次大戦後の大恐院で倒産寸前となったインガソルは、戦争で余った軍用時計を買い取り、これをアメリカのアイドル、ミッキーマウスの時計に仕立て、1933年に1個1.33ドルでミッキーマウス・ウオッチを発売したのだった。
当時はニューヨークのデパートでは1万1000個が売られるなど予想以上の大人気を博した。
これで倒産は逃れられることになった。
ダラー・ウオッチとは、ムーブメントは石なし、ケースとムーブメントは一体化し、文字盤は安価な素材の上に紙を貼ったものが使用されている時計である。
それでも実用的で安価だったため庶民には大人気があったのだ。
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時価
ダラー・ウォッチの人気モデル。30年代に製造された手巻き式である。製造個数は比較的多いが、現在、初期モデルで程度の良いものは入手困難であり、高額で取引されている。
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