RADO(ラドー)-腕時計 評判
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ラドーは、1917年にスイス・レングナウにてシュラップ兄弟が創業した時計のムーブメント工場「シュラップ・アンド・カンパニー」が前身。
その40年後にはブランド名をラドーとして、初の腕時計コレクションを発表している。
現在に至る方向性が定まったのは1962年。
ハードメタルとサファイアクリスタルを用いたスクラツチレジスタントウオツチ「ラドーダイアスター1」の発表だった。
そして1986年、高耐久ハイテクセラミックスのブレスレットを採用した「ラドーインテグラル」により、時計素材に革命をもたらしたのである。
1990年代に入ってラドーの素材開発は一気に加速。
ホワイトセラミックスやサーメット、多素材のコンピネーションなどを意欲的に発表していく。
さらに2002年には、ハイテクダイヤモンドによってダイヤモンドと同等の硬度を実現し、世界最“硬"の時計としてギネスホルダーとなつた「ラドーV10K」も開発。
2011年にはハイテクセラミックスとメタルを融合した新素材セラモスを、2012年には新型超軽量ハイテクセラミックス「シリコンナイトライド」を使用したモデルも発表した。
2009年にはイギリスの有名デザイナー、ジャスパー・モリソンがデザインしたRado r5.5を発表するなど、デザインアプローチでも新たな試みに挑戦。
そして、2012年発表のモノコック構造で創られたハイテクセラミックス時計「ラドーハイパークローム」によって、デザインと素材が高次元で融合した、新しいフラッグシップシリーズを作り上げたのである。
セラミックスをはじめ、いまでは他社製品でも見られる素材の多くをいち早く開発してきたラドー。
その圧巻の機能性マテリアルの開発によって、いまも時計界で唯一無二の存在感を示している。
1917年、シュラップ家の3兄弟によって創設されたラドーは、ムーブメント・メーカーとして出発した。
今ではスイス時計産業の一大コンツェルン、SMH社の一員として同社は、常に人間性、開拓晴神、継続性を理念に、未来を志向した時計を作り続けている。
こうした考え方は、ケースやガラスにも反映された。中でも1962年に発表されたスクラッチプルーフと呼ばれる超硬度のケースが、高級時計に新たな外装革命をもたらしたことは、あまりにも有名な話である。
それと前後して、1961年に"王者の風格"というキャッチフレーズとともに、自動巻きムーブメントを備え、防水機能、カレンダー付きの重厚な腕時計が発表された。
文字盤上にみられる、当時のラドーのシンボルマークであった"いかり"マークは、回転することによって自動巻きを表現している。
このユニークなデザイン、そして60年代としては最先端機能を備えた時計が、スイス建国700年を記念して今甦った。
構造的にも力学的にも、機械式時計としてはこれ以上改良の余地がないほど完璧な時計であるといえよう。
1960年代に、ラドーはケースとブレスレットに炭化タングステンを使用した超硬ウォッチ、ダイヤスターを作ったが、1961年のバーゼルに出品されたこの時計は、たちまち大成功を収めた。
それから二十数年後、SMHの傘下に入った同社は当時と同じ時計哲学に則り、ベルト部分に初めて新素材ハイテク・セラミックスを起用したダイヤスター・インテグラルを発表したのだ。
さらにラドーの技術者グループによる4年間の開発の結果、1990年までにハイテク・セラミカを始めとする、新しいウォッチ・コレクションがデビューを飾っている。
特殊技術を用いて製作されたこれら時計は、ベルトとケースの両方にスクラッチ・ブルーフのハイテク・セラミックスが使用されているのが特徴である。ラドーの新機軸をより多くの人に見てもらうために、 この辺で同社が代理店用に作ったエデュケーショナル・ブリーフケースをがある。
エデュケーショナル・ブリーフケースの中には3つの標本が収められており、 2つはそれぞれ炭化タングステンとハイテク・セラミックスを原料にケースを作るプロセスを詳しく説明したもので、前者はダイヤスター・オーバル、後者は超硬セラミック・ウォッチ・コレクションに使用されている。
その原料についてだが、炭化タングステンはチタンと同じく粉末は灰黒色をしているのに対し、ジルコンYと呼ばれているファインセラミックスの原料、酸化ジルコニウムの粉末は自色をしている。
両者には焼結という、金属粉を非常に高い温度で焼き固めて緻密な塊に変化させる加工iが施されるが、冷えた時1/4ほど小さく縮む特性がある。因みに、焼結加工中の炭化タングステンの温度は摂氏1450度にも達するのだ。
このような特殊材料を使っているダイヤスター・オーバルのケースは、光沢のある表面が大きな特徴でもあるが、焼結加工i後は灰色をしているケースに,さらにCVD(化学蒸着法)という加工を加えると、表面がゴールドのような光沢のある色に変化するのだ。
その他,ラドーが長年採用している加工法にCVDと同じくPVD(物理蒸着法)というのがある。
これはケースに500ボルトの陰電荷を加えて希ガスと反応性ガスを電離する方法であるが、その後さらに処理を重ね、ケースやブレスレットの表面に凝結したチタン原子を窒素に触れさせると、希ガスの陽イオンの働きで瞬時に黄色の窒化チタンに変化するのだ。
一方CVD法では、チタンと窒素を含んだガスの反応によって金属表面を硬化する加工が行なわれるが、これらの物質は摂氏600度ないし900度の温度下で窒化チタンを形成し、それを必要部分にコーティング処理するのである。なお、ダイヤスター・アナトム・シリーズのブラック・コーティングについては、無定形炭素を使った別の加工法が採られる。ラドーのエデュケーショナル・キット3つ日の標本は、“ ガラス"に関するものである。
時計にあまり詳しくない人と雑談していてよくあることだが、話が時計の“宝石"(穴石や受石の意)や“サファイア・ガラス"のことに及ぶと、彼らはなぜか目を輝かせるのだ。
あのアクセサリーの宝石類を思い浮べるらしい。とはいえ、時計用宝石には穴石等に使用されるいわゆる石と、装飾用のジェムストーンがあるのだが、両者は性質を異にしている。
というのは、石の方は合成、つまり人工宝石なのに対し、ジェムストーンのほとんどが貴重な資源の大然宝石であるためだ。
ジェムストーンなどの大然の鉱物の相対的硬度を見るために、モース尺度という硬度測定基準がよく使われるが、これはドイツ人の鉱物学者、フリードリヒ・モース(1773-1839)によって考案されたものである。
それによると、先の尖った試験器具で鉱物を引っ掻くとき、鉱物の引っ掻きに対する強さが引っ掻き硬度であると定義されている。モースは異なる使さを持つ標準鉱物10種類を選び、1から10までの等級に分けた。
そして、標準鉱物と測定鉱物とで互いに引っ掻いて順に比較していき、その傷のつき方で決めるが、互いに傷つけば同じ硬度ということになる。
モース尺度では最も柔らかいのが1度の滑石で、以下2度=セッコウ、 3度=方解石、4度=ホタル石、 5度=リン灰石、6度=正長石、7度=石英(クォーツ)、8度=黄玉(トパーズ)、 9度=鋼玉、10度=ダイヤモンドと硬くなっていく。しかし, これはあくまでも相対的尺度であって、基準鉱物と比較して求める経験的な硬度であることを認識しておくことが大切である。
また、硬度1度から10度までの順序には量的関係はない。因みに、切断硬度の測定基準であるロジワール尺度では、滑石では0.03、セッコウが1.25… そして使い方では黄玉が1.75、鋼玉が1,000、ダイヤモンドが140,000と続いている。
ここで時計に話を戻すと、廉価なウォッチに使用されているある種の“ガラス"にはモース尺度でいう硬度2度の硬さしかないのだが、ラドーの超硬金属は黄玉と同じ硬度8度で、また同社のサファイア・ガラスに至っては鋼玉と同じ9度にもなる。従って、モース尺度でそれより硬いのは、ダイヤモンドだけということになるのだ。
ではラドーのガラス加工法を説明すると、円錐状のサファイア・ガラスの原形は、まずダイアモンド・カッターを備えたフライス盤でいくつかのプロックに切り分けられる。そしてこのブロックにはさらに平ら、若しくは曲面にするための加工が加えられる。
一般のサファイア・ガラスは仕上げまでに20工程を要するが、ラドー独自の製法によると、目盛りの調整、形を整えるカット、平らにするカット、面取り、切子面付け、粗仕上げ、最終仕上げなどを含む50工程が必要となるのだ。
そして金属コーティング加工のサフアイア・ガラスの製法となるともっと複雑になり、生産工程はさらに20増えるのである。
ゴールドを使ったコーティングは、真空室の中で摂氏1400度の温度下で行なわれるが、これと同じ手順で酸化クロームによるコーティングがもう1度施されるのだ。
またこのようにガラスを加工することで、ウォッチの魅力も一段と高まるのである。そして最後にガラスとケースには、しっかりと密着するように高温クラッド法(合わせ板法)と特殊なハンダ付けが行なわれ、これにより30mの非常に高い防水性が生まれている。
セラミックのケースとブレスレットと聞いて、恐らく大勢の人が大変壊れやすいものを想像されていたことと思うが、それは全くの誤解であることがこれでお判りいただけたであろう。
セラミックスは他のどんな時計素材よりもずっと耐久性があり、さらに嬉しいのは、見た日が美しい上に、手触りも抜群であることだ。
ラドーハイパークローム オートマティック クロノグラフ Ref.650.0275.3.015
39万9000円
裏ブタのないモノコックケースの構造を耐傷性に優れたハイテクセラミックで実現。クロームメッキのような光沢を持つサイドパーツとの組み合わせがブラックボディの個性を際立たせている。
ラドーダイヤマスター Ref.650.0090.3.019
44万1000円
スクラッチレジスタントを誇るラドーを象徴するライン、ダイヤマスターが復活。初めて5連のブレスにハイテクセラミックスを導入して精悍なオールブラックに。快適な着け心地とラクジュアリー感を両立している。
ラドーハイパークローム
39万5500円
ウィッカーズ硬度1250を誇るハイテクセラミックスをモノコックケースにした2012年作。3つのインダイヤルを重ねながら配した端正な文字盤の12時位置には、同社の自動巻きモデルのシンボルであるアンカーマークがあしらわれている。4時30分位置にさりげなくデイト表示を配置。
シャネルのセラミックスケースやウブ回の異素材ミックスなど、「マテリアル」を中心テーマにした時計が花盛りだが、その先駆ブランドといえばラドー。傷が付きにくい硬質素材を使えば、「新品時の時計の美しさを末永く保つことができる」というわけだ。その技術力を駆使して完成したのが、セラミックスのモノコック構造ケース。セラミックスの接続部とそれを取り巻くブラケット部分まで、完全にセラミックスで作られているのだ。ケースサイドやプッシュボタン、インデックス、インダイヤル枠には、シルバー色に加工したスチールを採用。飽きの来ないオーソドックスなブラック基調のデザインのなか、そのシルバーの配色が絶妙なアクセントとして際立っている。シックな印象の1本。日常使用ではほぼ傷が付かないほど硬質なセラミックス素材だが、弱点は「割れる」こと。ラドーに限ったことではなくパネライのセラミックスケースも同じで、ガードやラグが欠けたケースをよく見かけるので要注意だ。
ラドーハイパークローム UTC Ref.642.0165.3.015
32万5500円
ハイパークロームにUTC機能を新搭載した新作。プラズマ加工によりメタルを使わずに輝くケースを実現する独自の技術を使用。ハイテクセラミックスによる軽量感、スクラッチレジスタントなど、旅を楽しむのに最適な条件を備える。
ラドーハイバークローム コートコレクション Ref.650.0525.3.116
37万8000円
近年再開したテニスのスポンサードにちなむ新作。クレーコートがオレンジ、ハードコートは明るいブルー、芝のコートはグリーンで表現されている。テニス=白のイメージを打ち破るべく、マットブラックのハイテクセラミックスを採用。
セラミカ クロノグラフ マット
時価
薄型セラミックス・ケースにクロノグラフのメカを搭載。時計界でもっともファッショナブルなクロノグラフではないだろうか?クォーツ。クロノグラフ。日付表示。セラミックス。縦36.0×横35.0×厚さ11.0mm。3気圧防水。
ラドー トゥルー クロノグラフ
25万2000円
モダンデザインが際立つ「ラドートゥルー」のクロノグラフモデル。どこか生物を思わせるボリューム感溢れる有機的フォルムが新鮮だ。クォーツ。クロノクラフ、日付表示。マットセラミックス。直径43.5×厚さ13.5mm。3気圧防水。
セラミカ パヴェ
時価
ツァボライト(エメラルドクリーン色をしたガーネットの一種)を文字盤に414個セットしたハイエンドなラグジュアリーモデル。6時位置の日付表示窓を中心として配置されたツァボライトに神秘性すら感じる。クォーツ。日付表示。セラミックス。縦36.0×横35.0×厚さ11.0mm。3気圧防水。
シントラ バーゼル スペシャル
35万9100円
バーゼル発表の特別モデルで、世界限定2000本。マットなケース&ブレスレッロに、ブラック蛍光塗料を塗布した文字盤が絶妙。クォーツ。日付表示。マットセラミックス。縦44.5×横35.0×厚さ11.0mm。3気圧防水。
ジ・オリジナル スケルトン
86万1000円
ラドーの伝統を伝える「ジ・オリジナル」シリーズ、初のスケルトン。超硬メタル製ケースのカラーはゴールドとクローム。自動巻き、日付表示。C.O.S.C公認クロノメーター。ハードメタル。縦46.5×横41.0× 厚さ10.5mm。10気圧防水。
シントラ ジュビリー
35万2800円
フルセラミックス仕様のシントラ。新モデルは文字盤周辺のメタルにカラー・コートし、サファイアクリスタルに着色効果を得る世界初の技術を採用。クオーツ。日付表示、セラミックス。縦41.0×横32.5×厚さ9.5mm。3気圧防止。
ゴールデンホース 1957
19万8000円
1957年は、ラドーが初のモデル名をもつコレクションが発表された記念すべき年である。その最初のコレクションとして登場したのがゴールデンホースだ。当時としては画期的な12気圧の優れた防水性を備えたこのモデルは凸型のボンベ文字盤をもち12時位置には自動巻きムーヴメントの採用を意味する動く錨を模したロゴを装備した。そんな57年の発表当時のゴールデンホースの特徴を忠実に復刻したのが、ゴールデンホース1957である。クオリジナルに忠実であることクを優先し、ブラック&レッドグラデーションカラーの文字盤には凸状のボンベ文字盤を採用。6時位置には、オリジナルモデルと同じフォントを使用したGolden
Horseの文字とともに、向き合うタツノオトシゴのアップライトロゴをあしらった。80時間パワーリザーブの自動巻きムーヴメントを搭載するなど語りどころはほかにもあるが、特にラグが大く長いケースは注目。抜群の安定感があり、着け心地がすこぶる良好なのだ。この着け心地の良さは、ぜひとも自身の腕で実感してほしい。
文字盤は美しいグラデーションにコールデンホースの象徴、タツノオトシヨロコが映える。小振りなケースに太く長いラグをもつことで腕に乗せたときに抜群の安定感を示す。スクリューパックケースを採用。オリジナルは12気圧防水だが、復刻版は5気圧防水だ。レトロなグラデーション文字盤に合わせ、風防はドーム状に加工されたサファイアクリスタル風防。薄い革ベルトの影響もあるが、37mmの程よいサイズ、ケース形状が相まって着け心地が非常に良いのが魅力だ。
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