PATEK PHILIPPE(パティック フィリップ)

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 PATEK PHILIPPE】 みんなの評判! 【レビュー514件】

 PATEK PHILIPPE】 バイヤーの辛口コメント! 【レビュー80件】

 PATEK PHILIPPE】 ここが良い点・悪い点! 【レビュー78件】

世界最高峰の時計フランドとして確固たる地位を築き、いまなお時計界を牽引し続けるパテックフィリップ。その歴史は、創業当初から華やかだ。

現在では当たり前のように時計に用いられているリューズを使ったゼンマイ巻き上げと時刻合わせの機構。これは、パテックフィリップ創業者のひとりであるジヤン‐アドリアン・フィリップが開発し、特許を取得したものである。

この機構を搭載した懐中時計は、1851年のロンドン万博にて金賞を受賞。ヴィクトリア女王に献上された。

1868年にスイスで初の腕時計を製作し、1889年には懐中時計用バーペチュアルカレンダー機構で特許を取得。

20世紀からは、スプリットセコンド・クロノグラフやパーペチュアルカレンダー搭載の腕時計をいち早く発表している。

また、1933年には24もの機構を搭載した超複雑懐中時計「グレーブス・ウォッチ」を製作。この時計は、1989年に同社が手がけた33の機構を搭載する「キャリバー89」誕生までの約50年にわたり、世界一の複雑時計の座に君臨していた。

ここ数年、自社の定番モデルの再検討と刷新を推し進めているパテックフィリップ。
大看板ともいうべきモデルのリニューアル・バージョンが登場した。
それが、ここで紹介するグランドコンプリケーション(超複雑時計)のラインに属する、永久カレンダーのref.5139である。

このリファレンス・ナンバーからもおわかりのように、これは1980年代に登場して以来、長い間、パテックフィリップを代表する永久カレンダーとして君臨してきたref.5039の後継モデルである。

ただし、リニューアルといつても、大幅に改変されたわけではなく、パテックフィリップの説明によれば、ケースが約2mm拡大されて、直径38mmとなったことが、前モデルとの最大の違いだという。

このあたりの奥ゆかしさが、まさにパテックフィリップなのだが、このケース・サイズの拡大により、文字盤全体の印象がゆったりとし、バー・タイプのインデツクスも拡大されて時刻やカレンダー表示が格段に読み取りやすくなった。

それと同時に、もともと薄型のフオルムが、より強調されたことも特筆すべき事実であろう。

まさに時代の要請に即したリファインといえるのだが、決してそれをやりすぎずに、前作の美質をすべて受け継いでいる点を評価したい。

したがつて、ベゼルを取り囲んだref.5039特有のホブネイル・パターン(クル・ド・パリ)も継承。
また、搭載されるベース・ムーブメントも前モデルと同様、巻き上げ効率に優れる22金製のマイクロローターを組み込んだ超薄型自動巻きCal.240であり、これに高精度な超薄型の永久カレンダー・モジュールが組み合わされている。

こうした芸術作品と呼ぶべきコンプリケーション機構の開発によって培われた技術は、シンプルな2針に至るまでの全製品に反映される。磨き上げられたケースの鏡面の輝きや、精緻を極めたムーフメントの仕上げ、計算され尽くした輪列配置など、すべての面にコンプリケーション同等の哲学が宿っている。

パテックフィリップが優れている点は、徹底した品質管理にもある。
1886年から続く「ジュネーブ・シール」を1世紀以上にわたって全機械式モデルで取得。2009年にはより厳格化した自社規準「パテックフィリップ・シール」を創設して、精度や仕上げ、アフターサービスに至るまでチェックを行っている。

創業者は、かつて「世界最高の時計をつくる」ことを社是とした。この目標に向かい、パテックフィリップはスイス時計界の牽引者として道なき道を突き進んでいる。

パテック・フイリップは、近年、婦人用ウォッチに重きを置き、コレクションに新型モデル6点を加えて充実を図った。
これは同社の155年の歴史の中で誕生した婦人用コレクション内、最も種類が豊富で、かつオリジナリティーに温れたものであり、同社が以前にも増してレディー物に真剣に取り組んでいる証しでもある。

しかも同社はこの婦人用コレクションのためにわざわざ新しい、オリジナルのデザインを考案しており、過去に一部のメーカーで行なわれていたような、メンズ・ウォツチの小型版を作ってそれに当てるようなことはしないのだ。

1年程前、パテック・フイリップはRef 5000の生産を完了し、ホワイト・ゴールド製のウォッチを全部で1000個作ったが、それぞれブラック・ダイアルで、中心を外れた4時の位置にホワイトのスモール・セコンドが付いている。

このモデルの何点かは既にオークシヨンで倍の値で競り落とされているほどだ。そして近年発表されたのは同様なイエロー・ゴールドのモデルで、ダイアルに小さな分目盛りが自色で描かれている。

また、針はゴールドで、ケースのガラス、裏ブタ共にサファイア・ガラスになっていて、22Kゴールド製の小さなローターにはパテック・フィリップのロゴが打刻されている。搭載されている超薄型自動巻ムーブメントは1時間21、600ビートのキャリバー240-51で、48時間のパワーリザーブ付きだ。ワニ革ベルトに18Kゴールドの折たたみ式バックル付きだ。


8日巻ゴンドーロ Ref.5200

 521万8500円
2000年に発表された10日巻ゴンドーロに続く、瞬時日送り式のポインターデイト&曜日表示付きの8日巻レクタンギュラー。ほぼ摩擦がなく、帯磁しないシリコンベースのヒゲゼンマイや脱進機など、最先端の技術を投入している。

永久カレンター搭載 スプリット秒針 クロノグラフ Ref.5204P
 2781万4500円
クロノグラフ秒針とスプリント秒針の完全な重なりを実現する、特許技術を組み込んだ新ムーブメント搭載。機構の複雑さを感じさせない端正なフェイスからは特有の気品が漂う。

カラトラバ Ref.5227
 327万6000円
時を超越したピュアなラウンドケースと、ラック・アイボリーのシンプルな文字盤が特徴的なカラトバの新作。インビジブル・ヒンジを開くとサファイアクリスタルバッグが現れ、精緻な自動巻きCal.324 SCの仕上げが鑑賞できる。

ノーチラス・クロノグラフ Ref.5980/1A
 449万4000円
1976年にラグジュアリーウォッチでありながら大型SSケースを採用して世界を驚かせたコレクションに、同軸クロノを搭載。6時位置のインダイアルで12時間と60分の積算時間がわかる。

永久カレンダー Ref.5139
 716万1000円
38mmのケース直径は、現代の基準からすると決して大型というほどではないが、その機能と薄さは今も衝撃的だ。自動巻き、Cal.240Q。ジュネーブ・シール。永久カレンダー(日、曜、月、閏年)、24時表示、直径38mm。シースルーバック。30m防水。Ref.5039から継承された22金マイクロローター搭載の超薄型キャリバーCal.240Q。直径275×厚さ3.88mm。27石。

クロノグラフ Ref.5070P
 835万8000円
2インダイアルのクロノグラフにPtケースが登場。これに合わせブルーメタリックのダイアルにネイビーのアリゲーター・ストラップを装備。限定ではないが生産数は多くない。手巻き、CJ CH27-70。Pt。直径42mm。シースルーバック。30m防水。レマニア製エボーシュをベースとして、パティック フィリップにより徹底的にチューンナップされたCal.CH27-70.美的にも性能的にも最高峰。

トゥールビヨン ミニッツリピーター 永久カレンダーRef.5207
 時価
瞬時日送り式永久カレンダーを装備するグランドコンプリケーション。手巻き、Cal.R TO 27PS QI。パワーリザーブ最大48時間。ジュネーブ・シール取得。Pt。直径41.00×厚さ16.25mm。シースルーバック。

アクアノート
 197万4000円
10周年記念ステンレススティール・ケースのエキストララージ・モデルに、メタル・ブレスレット装備のバージョンが新登場。ブラック・ダイアル。ねじ込み式リューズ。自動巻き。SS。直径40mm。シースルーバック。120m防水。

ゴンドーロ Ref.5124
 218万4000円
「Ref.5098Pクロノメトロ・コンドーロ」の新型ムーブント搭載。文字盤はケース素材で異なり、WGは「Ref.5101 10日巻トゥールビヨン」同様のデザインを採用。手巻き。18KWG。Ref.5124が搭載するCal.25-21 REC PSは、S字型プリンジと花のように配置されたルビーが、まるでヴィンテージ・ムーブメントを思わせる美しさ。

ゴンドーロ ジェンマ
 176万4000円
登場するや瞬く間に人気モデルとなったレディスの「コンドーロ・ジェンマ」に、ダイヤモンド・セッティングのないシンプルなバージョンが発表された。ケースはホワイトゴールドの他、ローズゴールドも用意されている。クォーツ。18KWG。サイズ縦22.4×横37.2mm。

ゴンドーロ Ref.5124
 203万7000円
YGバージョンでは酸化処理したインデックスと針を採用する。手巻き、Cal.25-21 REC PS。18石。パワーリザーブ最大44時間。ジュネープ・シール取得。18KYG。30m防水。縦43.00×横33.4mm。30m防水。シースルーバック。

96タイプ
 110万円
"おじいさんの代から孫の代まで"といわれるパテック・フィリップ社製の時計は、完壁を期した機構はもちろんのこと、デザィン面でも世代を超えた不変の美を持ち合わせた不朽の名品を生み出してきた。その中でも96タイプは、1930年代初期の最初の製作以来約30年間にわたって作り続けられてきたロングラン商品だ。「96タイプ」とは日本での通称で、"クンロク"はモデルナンバーを表し、パテック社の96番目のモデル番号からとったネーミングである。その後、基本デザインはほとんど変わることなく様々なバリエーションが注まれたが、それらを96タイプと呼んでいる。96タイプの特徴は、円筒を縦横ともすっぱり切り落としたコイン型のケースと、美しいカーブを持つ細くて長いラグ部分に見られる。96タイプの初期のものは、ステンレスケースに、スモールセコンド、 リーフ・ハンド、直径30.5mmのミッドサイズだ。インデックスやブランドロゴマークまでもが徹底した完璧主義のもとに、パテック社のモットー「エクセレンス・パー・エクセレンス」を踏襲している。

フレアード
 時価
時計の美を表現する形容詞はさまざまだが、艶あるいはセクシーという言葉で語られる時計は数少ない。そこでセクシーな時計をあげるなら、この「フレアード」がトップだろう。サイドの曲線がセクシーで、上品、ふくよかな貴婦人的な美を持っている。1984年、モデルナンバー2442として作られた優雅な曲線の時計がフレアードだ。過度ではないボリューム感、柔らかさを宿すサイドのラインには妖艶な魅力がある。ムーブメントは角型時計用として広く使われた9-90だ。パテック・フィリップの時計は7人の職人たちから作られる。時計としての精度を完成させる時計職人、時計というオブジェを作り上げるデザイナー、ゴールドに磨きをかけ細工をする金細工師、ブレスレットを完成させる鎖作り職人、、ケースなどに装飾を施す彫刻職人、ポケットウオッチのケースなどにエナメルを施すエナメル細工師、宝石を時計に埋め込む宝飾職人だ。彼らの仕事はパテック・フィリップが初めてリュウズ巻き時計を作った1841年から基本的には変わらず、これこそパテックがパテックたる所以だ。

Ref.3919
 156万円
オートメーション化した大量生産時代の現在でも職人による手作りを守っているパテック・フィリップ社は、完璧主義の名のもとに、外から見えないムープメントの極小の歯車、天芯、ねじの1本1本までをも吟味し、磨き上げる。0.1ミクロンの誤差も見逃さないクラフトマンシップは、各部品の仕上げ磨き工程ひとつをとっても、ホウの木を使って最高級の研磨が施される。磨かれていない部分はどこもない。自動巻きのローターにさえ金無垢を使うのも、いちばん比重の大きな金を使うことで小さな動作でも確実な巻き上げを行うため。極上の精度を確保するためには、いかなる妥協も許さない。だからパテック・フィリップの時計が、1万個に1個あるかないかのクロノメーターの称号を無条件に与えられているのもうなずける。リファレンス・ナンバー3919のこの現行モデルは、ホワイトゴールドのケース、鋲釘模様が施されたベゼル、スモールセコンド付きの洗練された時計だ。150年以上の歴史と伝統を今の堅牢に受け継ぐパテック・フィリップだ。

紳士用パーペチュアル・カレンダー・モデル 5016
 時価
ダイアルにはムーンフェイズも付いていて、日付は逆回りの目盛に表示される。この他主な特徴は、 トゥールビヨンとミニッツ・リピーターを搭載していることだ。昨年初デビューしたこのモデルは現在も販売中である。


ノーチラス ベゼルダイヤ
 238万円
1981年頃から2006年まで製造されたノーチラスのセカンドモデル、Ref.3800のベゼルダイヤモデル。38mmケースを採用した後継機のRef.5800、Ref.5711と比較すると少し小振りな37mmのサイズ感はポストウィンテージならではの魅力を備え、生産終了後もパテックフィリップファンから根強い人気を獲得している。この個体は、ゴールドの文字盤に11個のダイヤモンドをインデックスとして配置したコンビモデルをベースに、ベゼルにもタイヤモンドをセッティングした高級感あふれるデザインが最大の魅力.市場でもあまり見かけることがなく希少性が高い。
立体的なストライプ装飾文字盤に、インデックスの代わりとなる11個のダイヤモンドを配置。一つひとつ手作業でセットされたタイヤモンドに職人技術が光る。11Pダイヤモンドに合わせて、ベゼルの外周部分にもダイヤモンドをセット。ベゼルがヘアライン仕上げのため、ギラギラした印象を感じさせないのも魅力だ。

ノーチラス
 388万円
1976年に発表されたファーストモデル、Ref.3700/1Aの後継機として81年頃に登場したセカンドモデル。42mmケースを採用した初代から大幅なダウンサイズを行い、37mmの小振りなスタイリングを採用し、表示機構も2針から3針に変更が施された。初代と同じくトリチウム夜光を塗布したバーインデックスとバーハンドの組み合わせが一般的だが、この個体はアップライトのローマインデンクスとリーフハンドのコンビネーションを採用。ノーチラスではあまり見かけない文字盤のデザインがマニア心をくすぐる。ムーウメントは自社製のCal. 330SCが搭載されている。
通常、ノーチラスにはバトン針とバーインデックスが採用されるが、アップライトのローマインデックスとリーフ針を採用。ミラー仕上げの文字盤も特徴的だブレスレットは一般的なノーチラスと同じH型のコマを採用したスタイル.縦の筋目をベースに角を面取りした丁寧な仕上げが高級感を醸す。

アクアノート ラージ
 398万円
1998年に初出となるアクアノートの第2世代。97年に発表された初代は34mmと小振りなサイズであったが、このモデルから38mmにサイズアップされ、よリスボーティな雰囲気が強化された。重厚なブレスレットも第2世代の特徴であり、丸みを帯びた八角形のステンレススチールケースと抜群の相性を見せている.ムーウメントには2アーム式テンプにジャイロマックスを8個搭載した自社製のCal.315/190を搭載。この第2世代からシースルーバックが採用されており、裏ブタからジュネープシールを取得したムーウメントの精緻な仕上げや機能美を楽しむことができる。
基本仕様やデザインはミディアムサイズと同じだが、やや長めにデザインされたインデックなど、サイズに合わせてデザインバランスが調整されている。ミディアムサイズと同じく自社製のCal.315/290を搭載。パテックフィリップのシンボルであるカラトラバ十字を刻印した金無垢ローターが高級感を醸している。

アクアノート ミディアムサイズ
 238万円
ノーチラスと双璧をなす、ラクジュアリースポーツウオッチの名作アクアノートの第2世代ミディアムサイズ仕様.ノーチラスのデザインをベースに、ベセルとミドルケースを一体化させた機密性の高い構造を採用しており、薄型でありつつ12気圧防水を備える。この第2世代からシースルーバックを採用しジュネーフシールを取得した美しいムーウメントを堪能することができる。35.2mmと現行のコレクションに比べると小振りだが、ポストヴィンテージらしい絶妙なサイズが根強い人気を誇る。現在は中古市場でもコンディションの良好な個体が少なくなっており、年々希少性が高まっている。
格子柄の文字盤にアップライトのアラビアインデックスを配したアクアノート独特のデザイン。第3世代に比べて立体的に仕上げているのが第2世代の特徴だ。裏フタがネジ込みのステンレススチールからシースルーバソクに変更されたのも第2世代の特徴。自社製の自動巻きムーウメントCal.315/290の動きを楽しめるようになった。

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